全ての子ども達が大事な宝物

けっして、ハンディキャップのある子どもを産んだからといって――。

昔で言うならばほとんどが、母親が悪いと、うちの嫁が不具の子を産んだと言われたのかもしれません。
そんなことはない。

逆に言うと、ハンディキャップのあるお子さんを、どうぞ来てくださいと、お引き受けしましょうといって引き受けられた、実に徳高きご両親様であったということ。

それだけの、ほかの方以上の並はずれた愛というものをお持ちの方であるからこそ、そういうお子様を受け入れ、お産みになってくださったのだという、そういう敬意が、そういうご両親様方に対してあってもよいはずなのです。

それと同時に、生まれて来た子どもたちに対しても、ようこそ生まれて来たねと、ほかの方たちに対して、あなたがまさに肉体ではない、魂こそが神の子であると、それを証しするために、あなたは生まれて来てくれたんだね。

世の中に、この世界の中において、生まれて来なくてよかった子など、ただの一人もいないのです。
すべてに意味があり、すべてが神が祝福してこの地上に生まれさせていかれるのです。

であるならば、神がそのようにおつかわしになった大事な神の子であると、地上の者たちも、周りの環境の者たちも、地域の自治体の国の者たちも、みんなでそういう子どもたちをともに、ご両親だけに押しつけるのではなくて、みんなでこの地上の大事な宝として、みんなで育てていこうよと。

「スピリチュアルメッセージ集51 ヘレン・ケラー」(2005年7月7日)より