愛の本質を学ぶ親子関係

自分の持ち物であり、自分の所有物であるとは思わず、永遠の魂の中においては、自分とは違う魂であるという尊厳の中において、子どもは別の魂であるという敬意を持って、子どもたちを見守ることができたのならば、自分の持ち物として子どもたちの個性をつぶすこともないことでしょう。

神から与えられた自らの命と同時に、それぐらい大事な子どもたちの命、それをいっときお預かりし、ほんの数十年の、もう人によっては二十年足らずの時しか一緒にいられない方もおられるのです、親子で。

その時を一緒に過ごすことによって、ともに素晴らしい魂の学びと出会いを経験でき、ほんとうの意味の、愛の本質が何であるかということを学ばせていただく。貴重な経験をいただく。
それが親子関係の基本でございます。

聖母マリア 「ファティマの真実」(2005年11月12日)より