投げ出さないこと

親子という関係を通して、まあ、夫婦というのは血がつながっていないので、今は安易に離婚というのができましょう。

でも、親子はどうでしょうか。自分の血を分けた子です。
父親にとっても、母親にとっても、自分の血を分けた子ではありませんか。

そうするしがらみのなかで、たとえ投げ出してしまいたいと思うことでも、必死に人間は留まって、何とかその関係を通して成長し、折り合いをつけてうまくやっていこうとするのです。やろうとする、その投げ出さないということを通して、魂は成長し合うのです。高め合うのです。

でも、夫婦というものは血がつながっていないということで、あなた方の時代では安易に解消してしまうことが多い。それはひじょうにもったいないことです。
夫婦が、ともに男女が成長し合うことをもって、あなた方が今、魂の学びにするための今回の転生であるのならば、今回の結婚というものをひじょうに感謝するということ。

「スピリチュアルメッセージ集68 マリア・テレジア 」(2005年9月22日)より