神の愛によって生かされる命

女性であっても男性であったとしても、どんな生き方においても、地上における自分たち人間の真の幸せとは、その表面的な外側にあるのではなく、内面的な自分自らの幸福感というものを、愛により、神の子としての神性を光らすということの原点に戻って、人生というものを考えていかれたのならば、それを広げていくのであるのなら―。

生まれつきの病に臥せっている者たち、そして生まれつきハンディキャップを持ち、二十年以上生きていけないと言われている身障者の方がたもおられるのです。難病のもとに生まれて来られる方もおられるのです。

そのような方がたの人生を、単に不幸であると、そのように定義づけるようなことはできなくなると思うのです。

真に不幸であるとは、愛を知らぬことであります。
真に不幸な人生とは、愛なき人生であります。
愛とは神です。
神とは愛の光です。
神とは愛を、愛をたたえた、この宇宙の生きとし生けるすべてを育まれておられる法則であり、愛のエネルギーなのです。

(中略)

愛なくして、神の愛なくして、わたくしたちは生きていくことはできません。であるならば、地上に生まれし時より、神の愛によって生かされていない者はただ一人としていないのです。

「スピリチュアルメッセージ集51 ヘレン・ケラー」(2005年7月7日)より