過干渉、過保護ではいけない

小さいうちはお母さんがすべてです。
小さいお子様たちはお母さんの言いなりになるのです。

そして、お父さんたちがどれだけ止めても、結果的に見栄を張ったお母さんたちは、一生懸命着飾らせて、子どもたちを自分の道具として、自分の夢の証として、子どもを飾り立てるのです。

そこに子どもたち本来の叫び、本来の子どもとしての要求、そのようなもの、すべて無視されていくのです。

でもそのうちに、子どもたちは自我が発達してきます。
己自身の誰にも嘘をつけない自我というものが、思春期を通して成長、発展してくるのです。

それが、その時期になってきたときに何が出てくるかと言いますと、自分がいくら嫌だと言っても、叫んでも、過干渉、過保護というものが今日の母親たちの欠点でもあります。

先ほど言った自己実現のための道具のための、アクセサリーとして、自分の夢の押し売りという形での、子どもたちの人生をつぶしてくるということ。

そのときに思春期に入ってから、特に女の子よりも男の子に対して過干渉であって支配的であった母親たちは、思春期の男の子たちに、暴力、家庭内暴力とか、あとは引きこもりとか、そのようなもので復讐を受けていくのです。

それが今日あまりにも、引きこもり、ニートという、そのような引きこもりの、労働意欲、学習意欲のない子どもたちを生んでいる現状であるのです。

「スピリチュアルメッセージ集60 日向」(2005年8月2日)より