マザー・テレサの愛に学ぶ

わたくしの愛するシスターの中に、マザー・テレサという、最近、帰天した者がおります。

彼女がどのような思いで、人びとの手を握っていかれたか。
難しいことを言わなくても、彼女はどのような思いで、彼ら亡くなっていかれる方を看取っていかれたか。

(中略)

愛の思いで人びとを包み、愛の思いで人びとを看取っていく。

「あちらに神の国があるよ」と、「あちらが神の国の方向だよ」と、指し示していただきたいのです。
死んでいく人たちを―。
彼らはどちらに帰ればいいのかわからないのです。

そのような時になってね、難しい理論書なんて、何にも役にも立たないのですよ。

ただ、あなた方一人ひとりがどこまで神の愛がわかり、どれだけ表現できるか。
多くの人びとを救いたいという愛の思いで、人びとの手を握ってあげることができるか。

その思いを忘れてはなりません。

 

「スピリチュアルメッセージ集14 聖母マリア」(2005年1月8日)より