親子の縁

こんにちは。レムリア・ルネッサンスのたまきです。

 

親子は約束をして生まれてくるといいます。

 

 私が育った家庭は、私が幼いころから父親は単身赴任であまり家に帰らず、しばらくして両親は離婚しました。
それからは母と兄との3人暮らしでしたが、とくに母にとっては精神的にも苦労が多かったことと思います。
母はよくイライラしたり、私に辛くあたることがありました。
そしてそのたびに私は「どうして自分はここへ生まれてきたんだろう」と思っていました。
 少なくともそのころ、家庭は私にとってあまり帰りたい場所ではありませんでした。

 

ところがそれからしばらくして、この「親子は約束をして生まれてくる」ということを知りました。
それまで母や家庭環境に対して不満ばかり思っていた私でしたが、この神理を知ったことで、そんな自分と母が縁を結んできた意味はなんだろうと思い、振り返ってみました。
すると、普段母に対して思っていた不満などはほんとうに些細なことで、それよりも私にとって、もっとずっと大切なことを母は与えてくれていたということに気がつきました。

 

 母はよく私に「自分がほんとうにやりたいことを見つけてやれるのが幸せだ」と言っていました。
それが必ずしも職業と繋がらなくてもいいから、自分らしく生きられる道を見つけて歩んでいってほしい。ということでした。
実際に母は、その言葉のとおり、私がやってみたいと言ったことは何でも協力をしてくれ、大事な進路などを決めるようなときには、決断をするのも、結果が出るのにも時間のかかる私を、何年かかっても信頼をもって待ち続けてくれました。

 

また、「自分は偶然この母のところへ生まれてきたのではなく、親子になることをお互いに約束してきたんだ」とわかったことで、それまで理不尽に思い、母や家庭環境のせいにしてきたことを、自分自身の課題として受け止めて、向き合っていこうと思うようになりました。

 

私が結婚をして数年経ったころ、母は私たちの成長を見届けて、まるで自分の役割は終わったとでも言うかのようにあの世へと帰っていきましたが、この親子の関係をとおして、私はただ育ててもらったこと以上に与えられた多くのことを思うと何度思い返してもやはりこの母親のところへ生まれてきてよかったと思います。

 

そしてこのように、与えられた環境、また当たり前の日常のなかには、私たちが気づかないような大切な意味が込められているということを思うと、日々感謝を込めて生きていきたいと思いました。