金星の法(ヴィーナスの法)
月意識セレニティからのメッセージ
金星の法とは女性性の本質と役割について説かれた法であり、月意識セレニティにより降ろされました。この地球だけでなく、大宇宙すべてを貫く法則であり、女性性が美を表現することから、優美さを表す金星の名をとって、この名がつけられています。そのメッセージの一部をご紹介します。
- 男女合一のエネルギーが、男女に分けられた
- 男性性と女性性は、太陽と月のようなもの
- 積極的な思い、それが男性の中にある陽の意識
- 女性性は、その愛を受け止める力
- 女性性は、水のようなもの
- 女性性なくして、命は芽吹かない
- 変換するエネルギーを持つのが、女性性
- 本来の姿に浄めて、飛び立たせてゆく
- 子どもは、愛されるために生まれてくる
- 傷つけ合ってきた歴史に終止符を打つとき
- 根源にしてとてもシンプル
- 女性たちの持つ力は大きい
- 受け止め、浄化し、愛として発信していく
- 神はすべての答えを込めて人間をつくられた
- 今、時代は、あなた方の母性を、最も必要としている
- 息子を戦争でなくしたい母などいない
- あなた方を愛しています
- 女性本来の力に気づいてほしい
- この地球の危機的状況を救うとき
- 一輪の美しい花を咲かせなさい
1.男女合一のエネルギーが、男女に分けられた
宇宙の根源は、皆さま方が本来つくられた創造の原理においては、男女合一のひとつのエネルギー体であったのです。
神は、陰の役割、陽の役割というものを通して、その役割の違いを真に学ばせるために、男女をお分けになり、そこにおいて、分けたものの中において、修行することによって、自らの性というもの、相手の役割というものを深く学ぶ、そういう場所を、そういう修行場をお望みになったということなのです。
それが地球であるということなのです。
2. 男性性と女性性は、太陽と月のようなもの
陽の意識は本来が男性性というものが請け負っています。
男性においても女性においても、愛の表現体が、愛の表現のベクトルが違うというだけであります。
両方とも愛を表現しているのです。
男性の愛は、外向きに、社会を発展させ進化させていく、与えきりの愛。
それをいちばんわかりやすく表現するならば、「聖アントニウス(※1)」または「太陽意識」、「大日意識」とあなた方が呼んでいるものかもしれません。
簡単に言うのならば、そのシンボリックな意味も含めて、太陽と月、この地球には太陽が照るのと同時に、月が創造されているのです。
(※1: 私たちが住む太陽系の太陽に宿っている、陽の意識(男性)の神霊。魂のパートナーであるセレニティとともに、太陽系というファミリーを築き、一切の存在を育んでいる)
3. 積極的な思い、それが男性の中にある陽の意識
太陽は光です。光そのものです。
そして、いつも積極的に愛を与えることによって、すべてのものを育み、太陽系そのものの進化を促進しているのです。
光を放ち、周りの生きとし生けるもの一切を生かしむるという、積極的な思い、そのエネルギーが本来の男性の中にある陽の意識なのです。
行き着くところにいけば、与えきり、与えきった、与え尽くした愛そのもの、光の発信、それが本来の男性の中にある愛でもあるのです。
4. 女性性は、その愛を受け止める力
女性性というもの、それは陰と呼ばれておりますが、その愛を受け止める力。
「受容性」というと、またあなた方の引っかかりがあるのかもしれない。
男性の陽の愛が、光が発信されるのならば、こちらも一緒に光を投げ返したら、途中でぶつかってしまうのです。
エネルギーが循環するということは、あちらが与えきりの、与え尽くす愛と光を発信してきたのならば、その身をもって、男性の愛を受け入れる、受け止める、身体の中に入れていく、それが本来の女性性のあり方であるのです。
それによって、陰陽からのエネルギーというものは、循環を始めるのです。
その愛の循環があってこそ、愛のエネルギーがあってこそ、地球だけではなく、あなた方の肉体だけではなく、大宇宙の隅々にいたるまでのすべての万物一切が、創造性のエネルギーによってつくられているのです。
5. 女性性は、水のようなもの
女性の意識を表現するのならば、水にたとえるといいかと思うのです。
万物の生き物、生物の、多くのパーセンテージを水によって、命を賄われているではありませんか。
そして、水は、入った入れ物によって、姿を変えていくのです。
水というものは、丸い入れ物に入れば丸く、四角い入れ物に入れば四角く、どんな形にも変幻自在に、本来の形がなく染み透っていきます。
そして、その中に入って行ったとき、そこに命を吹き込みます。
そこで、男性の陽の意識の愛のエネルギーを受けて、光を受けたときに、女性の中にある命の水と出会うのです。
創造のエネルギーとして、そこに一切の創造原理が働く。
天地創造と同じ、万物を創造していく、命の育みが行われるのです。
それは、すべてのものの中においてもそうなのです。
6. 女性性なくして、命は芽吹かない
男性がどれだけ優れていたとしても、太陽がどれだけ素晴らしかったとしても、女性性というものなくしては、命は芽吹きません。
宇宙の一切の創造原理は行われないということなのです。
それを分け与えられて、今存在している我が愛する女性たちよ。
あなた方は、その存在そのものにもっと誇りを待たねばなりません。
いたずらに男性と競ってどうしますか?
あなた方の身体の中にあるその創造の力は、その身体の中にある愛という体液、その水は、万物を生み出す力を持っているということなのです。
7. 変換するエネルギーを持つのが、女性性
自分たちのエネルギーの根源は何であるか。
わたくしが今このように、創造原理というものを、子どもを産むということにたとえてお話ししたからといって、「じゃあ、子どもを産むためだけに家庭に入れ」と言ったかというと、そういうわけではないのです。
創造原理というのは、宇宙が星々を生み出すように、与えられた地球環境から新たな文化や文明を生み出すように、そして、新たな芸術作品が生まれていくように、あなた方女性独特のやさしい、愛を育む、すべてを受け入れ、抱きしめ、新たなものを産み変えていく、本来のあなた方のエネルギーによって、触媒のように、また全然違うエネルギーを生み出していくことができるということ。
そういう変換するエネルギーを持っているのが、女性性なのです。
そのために、わたくしは、「受容性」という言葉を女性の法の中に入れたのです。
8. 本来の姿に浄めて、飛び立たせてゆく
その時代の要求、理念があったときに、一度それをあなた方の中に入れてください。
抱きとめてください。受け入れるのです。
裁くのではなくて、愛の思いで皆さま方が、受け入れるということ。
男性たちに対してもそうです。
完璧な者などいないのです。
無条件で一度、男性の愛を受け止めてあげていただきたい。
子どもたちを裁かないでいただきたい。
お勉強ができるとか、できないとか。しつけがいいとか、悪いとか。
そんな思いじゃなくて、ありのままの、そのお子さまたちを、男性たちのありのままの、弱さも含めた男性たちを、そしてありのままの歴史の真実を、一度その胸の中に抱きとめていただきたいのです。
裁くのではなくて。
そして、あなた方の母性という愛で抱きしめて、変容させて、勇気を与えて、本来の姿に浄めて、また飛び立たせてあげていただきたいのです。
9. 子どもは、愛されるために生まれてくる
子どもはひとりだけでは、大人にはなれません。
誰よりも母親の愛を、見守りを、ぬくもりを、求めているのです。
裁かれるために、子どもは生まれてくるのではありません。
愛されるために生まれてくるのですよ。
子どもたちは、一人ひとりみな違う可能性を持った花の種です。
男性方も同じなのです。
男性はとても強いように思うけれども、とても弱いところがあるのです。
瞬発的な力が強いけれども、寂しさ、孤独を、ひとりで抱えているのが男性だと思います。
そのときに相手を裁くのではなく、
ありのままにあなた方の中で、受け入れて、抱きとめてあげていただきたいのです。
黙って抱きとめてあげてほしいのです。
それが女性のエネルギーなのです。
10. 傷つけ合ってきた歴史に終止符を打つとき
そのエネルギーに、その愛のエネルギーに抱かれていったとき、地球の者たちは怒りを鎮め、今までの永い永い歴史の混乱と、お互いが無知蒙昧ゆえに傷つけ合ってきた歴史に、終止符を打てるのかもしれません。
11. 根源にしてとてもシンプル
根源にしてとてもシンプル。
わたくしは、はるか昔から、この思いの中で生きてきました。
これは、宇宙が創造されたときからの愛の摂理であるから、変わらないのです。
あなた方が知ろうと知るまいと、あなた方が理解しようと、否定しようと、宇宙創造のときから、神が愛のエネルギーとしておわします、この宇宙をつくられたときから、この愛の法則は、厳然と流れているのです。
その中で、わたくしたちは、生かされ生かし合い、育み合い、生きてきたのです。
12. 女性たちの持つ力は大きい
それほどに、あなた方女性たちが持っている力というのは大きいということ。
そのことを理解していただきたい。
13. 受け止め、浄化し、愛として発信していく
それは仕事においても、育児においても、もし芸術的な才能をお持ちの方であったとしても、医療関係者であったとしても、すべて同じなのです。
男性のお医者様がいて、女性のお医者様がいる。
女性のお医者様であったのならば、何ゆえにそのようになるか、患者さんの思いを聞いてあげる。
ああだ、こうだ、いろいろと言うお医者様もおられるでしょうが、ただただ受け止めて、聞いてあげて、抱きしめてあげるような思いで患者さんを導かれる。
そのときに、あなた方の持っている女性のエネルギーが、患者さんの中にある、本来の「宇宙の根源にある、命を回復していくという自然治癒能力」に働きかける。
そういう力が女性の中にはあるのです。
14. 神はすべての答えを込めて人間をつくられた
十月十日、お腹の中に受精卵が入ってから、指一本、爪一本、髪の毛一本、あなた方がつくりましたか?
気分が悪かったり、つわりがあったりは、したでしょう。でも何もつくってはいないでしょう。
宇宙の中にある星々が、惑星がつくられるときと同じように、ビックバンの中で、太陽系がつくられていったときのように、宇宙がつくられていったときのように、あなた方の子宮の中で、宇宙の創造原理が働き、神の姿にそっくりな神の子を、あなたの身体は創造したのですよ。
当たり前と思ってはいけません。
そこに神はすべての回答を込められて、あなた方人間たちをつくり、男と女を分けられたのです。
そこにすべての答えがあるのです。
15. 今、時代は、あなた方の母性を、最も必要としている
そして、このすべてを受け入れ、育み、クリエイティブなものをつくり上げていくという力、これをもって、あなた方は新たな時代をつくりなさい。
地球の半分である女性たちよ、あなた方の本来の力を使いなさい。
今、時代はあなた方の母性を、あなた方のエネルギーを、最も必要としているのです。
16. 息子を戦争でなくしたい母などいない
あなた方は、そのすべての戦士たちの母なのです。
そのような思いで、女性性を受け止めなさい。
そしたら、あなた方は何をしますか?
「そんなことはしてはいけない」と、主張できるではないですか?
それが女性の力ですよ。
男性と一緒になって、反戦運動を繰り広げることが、女性のエネルギーだけではありません。
反戦であったとしても、女性の思いの中において、命の尊さを、愛する者を失うことの悲しさを、
「なぜ男性方は、自分たちの価値観に振り回されて、自らを主張することによって、あなた方は傷つけ合い、地球を傷つけ、わたしの息子を、夫を殺すのか」
と、叫ぶことができるのは、女性、あなた方であるということです。
その言葉だけが、最も人びとの心を打つのです。
それは、すべての人類は、女性の身体から生まれたからですよ。
17. あなた方を愛しています
あなた方すべてをわたくしの身体の中から生み出したと、わたくしはそう思っていとおしみ、今まで生きてきました。
あなた方を愛しているのです。
だから、愛するあなた方が傷つけ合い、殺し合い、憎しみ合い―。
地球意識が、これだけ傷つきながら育んでこられた、わたくしの愛する星、地球を、これ以上苦しめ、地球意識を苦しめ、あなた方も自ら苦しみ合い、傷つき合い、滅んでいくことは許せないのです。
母であるわたくしが許したくないのです。
それを止めるのは、女性である、わたくしたち女性のエネルギーを結集していくということなのです。
18. 女性本来の力に気づいてほしい
でも、そのすべてを浄めてしまうほどに、あなた方本来の強い力があるということ。
どうかその力に気づいてほしい。
あなた方のエネルギーは尊く、神より祝福され、宇宙創世のときよりつくられた役割であります。
どうか皆さま方に、その自覚が芽生えますように。
19. この地球の危機的状況を救うとき
と、今伝えたいのです。
女性たちよ、あなた方は、自分の知らない力を持っています。
でもね、その力を発動するには、まずあなた方が、神の子であるということを―。
神は宇宙を統べる愛のエネルギーであるということ。
であるのならば、神の子であるあなた方は愛の一部であること、自分は愛そのものであるということを、自覚をしなくては、あなた方の中にある愛のエネルギーを使いこなすことはできなかったのですよ。
愛そのものなのです。
20. 一輪の美しい花を咲かせなさい
今ここでしか、この時代でしか、この場でしか咲けない、あなた方の花ですよ。
あなた方だけの風です、吹かせていきなさい。
それには、あなた方自身に出会わなくてはいけません。
嘘偽りのない、あなた方自身に目覚めていったとき、あなた方の力が出てくるのです。
それをもって、この地球の未来は変わることでしょう。
以上 書籍「ガイアの祈り 光ある愛の星にアセンション」に収録
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