金星の法

金星の法(ヴィーナスの法)

月意識セレニティからのメッセージ

金星の法とは女性性の本質と役割について説かれた法であり、月意識セレニティにより降ろされました。この地球だけでなく、大宇宙すべてを貫く法則であり、女性性が美を表現することから、優美さを表す金星の名をとって、この名がつけられています。そのメッセージの一部をご紹介します。

  1. 男女合一のエネルギーが、男女に分けられた
  2. 男性性と女性性は、太陽と月のようなもの
  3. 積極的な思い、それが男性の中にある陽の意識
  4. 女性性は、その愛を受け止める力
  5. 女性性は、水のようなもの
  6. 女性性なくして、命は芽吹かない
  7. 変換するエネルギーを持つのが、女性性
  8. 本来の姿に浄めて、飛び立たせてゆく
  9. 子どもは、愛されるために生まれてくる
  10. 傷つけ合ってきた歴史に終止符を打つとき
  11. 根源にしてとてもシンプル
  12. 女性たちの持つ力は大きい
  13. 受け止め、浄化し、愛として発信していく
  14. 神はすべての答えを込めて人間をつくられた
  15. 今、時代は、あなた方の母性を、最も必要としている
  16. 息子を戦争でなくしたい母などいない
  17. あなた方を愛しています
  18. 女性本来の力に気づいてほしい
  19. この地球の危機的状況を救うとき
  20. 一輪の美しい花を咲かせなさい

1.男女合一のエネルギーが、男女に分けられた

宇宙の根源は、皆さま方が本来つくられた創造の原理においては、男女合一のひとつのエネルギー体であったのです。

神は、いんの役割、陽の役割というものを通して、その役割の違いを真に学ばせるために、男女をお分けになり、そこにおいて、分けたものの中において、修行することによって、自らの性というもの、相手の役割というものを深く学ぶ、そういう場所を、そういう修行場をお望みになったということなのです。

それが地球であるということなのです。

2. 男性性と女性性は、太陽と月のようなもの

陽の意識は本来が男性性というものが請け負っています。

男性においても女性においても、愛の表現体が、愛の表現のベクトルが違うというだけであります。
両方とも愛を表現しているのです。

男性の愛は、外向きに、社会を発展させ進化させていく、与えきりの愛。
それをいちばんわかりやすく表現するならば、「聖アントニウス(※1)」または「太陽意識」、「大日だいにち意識」とあなた方が呼んでいるものかもしれません。

簡単に言うのならば、そのシンボリックな意味も含めて、太陽と月、この地球には太陽が照るのと同時に、月が創造されているのです。

(※1: 私たちが住む太陽系の太陽に宿っている、陽の意識(男性)の神霊。魂のパートナーであるセレニティとともに、太陽系というファミリーを築き、一切の存在を育んでいる)

3. 積極的な思い、それが男性の中にある陽の意識

太陽は光です。光そのものです。
そして、いつも積極的に愛を与えることによって、すべてのものを育み、太陽系そのものの進化を促進しているのです。

光を放ち、周りの生きとし生けるもの一切を生かしむるという、積極的な思い、そのエネルギーが本来の男性の中にある陽の意識なのです。

行き着くところにいけば、与えきり、与えきった、与え尽くした愛そのもの、光の発信、それが本来の男性の中にある愛でもあるのです。

4. 女性性は、その愛を受け止める力

女性性というもの、それはいんと呼ばれておりますが、その愛を受け止める力。
「受容性」というと、またあなた方の引っかかりがあるのかもしれない。

男性の陽の愛が、光が発信されるのならば、こちらも一緒に光を投げ返したら、途中でぶつかってしまうのです。

エネルギーが循環するということは、あちらが与えきりの、与え尽くす愛と光を発信してきたのならば、その身をもって、男性の愛を受け入れる、受け止める、身体の中に入れていく、それが本来の女性性のあり方であるのです。

それによって、陰陽からのエネルギーというものは、循環を始めるのです。

その愛の循環があってこそ、愛のエネルギーがあってこそ、地球だけではなく、あなた方の肉体だけではなく、大宇宙の隅々にいたるまでのすべての万物一切が、創造性のエネルギーによってつくられているのです。

5. 女性性は、水のようなもの

女性の意識を表現するのならば、水にたとえるといいかと思うのです。

万物の生き物、生物の、多くのパーセンテージを水によって、命をまかなわれているではありませんか。

そして、水は、入った入れ物によって、姿を変えていくのです。
水というものは、丸い入れ物に入れば丸く、四角い入れ物に入れば四角く、どんな形にも変幻自在へんげんじざいに、本来の形がなくとおっていきます。

そして、その中に入って行ったとき、そこに命を吹き込みます。
そこで、男性の陽の意識の愛のエネルギーを受けて、光を受けたときに、女性の中にある命の水と出会うのです。

創造のエネルギーとして、そこに一切の創造原理が働く。
天地創造と同じ、万物を創造していく、命の育みが行われるのです。
それは、すべてのものの中においてもそうなのです。

6. 女性性なくして、命は芽吹かない

男性がどれだけ優れていたとしても、太陽がどれだけ素晴らしかったとしても、女性性というものなくしては、命は芽吹きません。
宇宙の一切の創造原理は行われないということなのです。

それを分け与えられて、今存在している我が愛する女性たちよ。
あなた方は、その存在そのものにもっと誇りを待たねばなりません。

いたずらに男性と競ってどうしますか?

あなた方の身体の中にあるその創造の力は、その身体の中にある愛という体液、その水は、万物を生み出す力を持っているということなのです。

 

7. 変換するエネルギーを持つのが、女性性

自分たちのエネルギーの根源は何であるか。

わたくしが今このように、創造原理というものを、子どもを産むということにたとえてお話ししたからといって、「じゃあ、子どもを産むためだけに家庭に入れ」と言ったかというと、そういうわけではないのです。

創造原理というのは、宇宙が星々を生み出すように、与えられた地球環境から新たな文化や文明を生み出すように、そして、新たな芸術作品が生まれていくように、あなた方女性独特のやさしい、愛を育む、すべてを受け入れ、抱きしめ、新たなものを産み変えていく、本来のあなた方のエネルギーによって、触媒しょくばいのように、また全然違うエネルギーを生み出していくことができるということ。

そういう変換するエネルギーを持っているのが、女性性なのです。
そのために、わたくしは、「受容性」という言葉を女性の法の中に入れたのです。

8. 本来の姿にきよめて、飛び立たせてゆく

その時代の要求、理念があったときに、一度それをあなた方の中に入れてください。
抱きとめてください。受け入れるのです。

裁くのではなくて、愛の思いで皆さま方が、受け入れるということ。

男性たちに対してもそうです。
完璧な者などいないのです。
無条件で一度、男性の愛を受け止めてあげていただきたい。

子どもたちを裁かないでいただきたい。
お勉強ができるとか、できないとか。しつけがいいとか、悪いとか。

そんな思いじゃなくて、ありのままの、そのお子さまたちを、男性たちのありのままの、弱さも含めた男性たちを、そしてありのままの歴史の真実を、一度その胸の中に抱きとめていただきたいのです。
裁くのではなくて。

そして、あなた方の母性という愛で抱きしめて、変容させて、勇気を与えて、本来の姿にきよめて、また飛び立たせてあげていただきたいのです。

9. 子どもは、愛されるために生まれてくる

子どもはひとりだけでは、大人にはなれません。
誰よりも母親の愛を、見守りを、ぬくもりを、求めているのです。

裁かれるために、子どもは生まれてくるのではありません。
愛されるために生まれてくるのですよ。

子どもたちは、一人ひとりみな違う可能性を持った花の種です。
男性方も同じなのです。

男性はとても強いように思うけれども、とても弱いところがあるのです。
瞬発的な力が強いけれども、寂しさ、孤独を、ひとりで抱えているのが男性だと思います。

そのときに相手を裁くのではなく、
ありのままにあなた方の中で、受け入れて、抱きとめてあげていただきたいのです。
黙って抱きとめてあげてほしいのです。

それが女性のエネルギーなのです。

10. 傷つけ合ってきた歴史に終止符を打つとき

すべての多様な民族、宗教、国家の方がたを、その時代の中で胸元に抱きとめるには、本来の女性の母性という役割、母性のエネルギーというのが、いちばんこの時代に必要であったものかもしれないと、わたくしは思うのです。

そのエネルギーに、その愛のエネルギーに抱かれていったとき、地球の者たちは怒りをしずめ、今までの永い永い歴史の混乱と、お互いが無知蒙昧むちもうまいゆえに傷つけ合ってきた歴史に、終止符を打てるのかもしれません。

 

11. 根源にしてとてもシンプル

今、あなた方に「このすべてをわかれ」と言っても、理解できない方もおられるかもしれないけれども、今のあなた方がわからなかったとしても、百年後、千年後、この神理がわかればよいのです。

根源にしてとてもシンプル。
わたくしは、はるか昔から、この思いの中で生きてきました。

これは、宇宙が創造されたときからの愛の摂理であるから、変わらないのです。

あなた方が知ろうと知るまいと、あなた方が理解しようと、否定しようと、宇宙創造のときから、神が愛のエネルギーとしておわします、この宇宙をつくられたときから、この愛の法則は、厳然げんぜんと流れているのです。

その中で、わたくしたちは、生かされ生かし合い、育み合い、生きてきたのです。

12. 女性たちの持つ力は大きい

この女性のエネルギーがいかに解放され、一人ひとりの女性たちが、自分の役割というものを燦然と輝かすように、この時代に光を投げかけて、投げ放っていくことができるのならば、あなた方の母性の愛のエネルギーが集結したときに、地球の怒りを鎮め、地球に住む者たちの怒りを鎮め、この時代を愛の星に生まれ変わらすことができるかもしれない。

それほどに、あなた方女性たちが持っている力というのは大きいということ。
そのことを理解していただきたい。

13. 受け止め、浄化し、愛として発信していく

基本は、いかなることであったとしても、あなた方は受け止め、そこで浄化し、愛として社会に発信していくということ。

それは仕事においても、育児においても、もし芸術的な才能をお持ちの方であったとしても、医療関係者であったとしても、すべて同じなのです。

男性のお医者様がいて、女性のお医者様がいる。
女性のお医者様であったのならば、何ゆえにそのようになるか、患者さんの思いを聞いてあげる。

ああだ、こうだ、いろいろと言うお医者様もおられるでしょうが、ただただ受け止めて、聞いてあげて、抱きしめてあげるような思いで患者さんを導かれる。

そのときに、あなた方の持っている女性のエネルギーが、患者さんの中にある、本来の「宇宙の根源にある、命を回復していくという自然治癒能力」に働きかける。

そういう力が女性の中にはあるのです。

14. 神はすべての答えを込めて人間をつくられた

お子さまを産んだことのある女性の方がたは思い出してください。

十月十日とつきとおか、お腹の中に受精卵が入ってから、指一本、爪一本、髪の毛一本、あなた方がつくりましたか?
気分が悪かったり、つわりがあったりは、したでしょう。でも何もつくってはいないでしょう。

宇宙の中にある星々が、惑星がつくられるときと同じように、ビックバンの中で、太陽系がつくられていったときのように、宇宙がつくられていったときのように、あなた方の子宮の中で、宇宙の創造原理が働き、神の姿にそっくりな神の子を、あなたの身体は創造したのですよ。

当たり前と思ってはいけません。
そこに神はすべての回答を込められて、あなた方人間たちをつくり、男と女を分けられたのです。

そこにすべての答えがあるのです。

15. 今、時代は、あなた方の母性を、最も必要としている

この生命の神秘は、あなた方女性性の根源的なエネルギーなのです。

そして、このすべてを受け入れ、育み、クリエイティブなものをつくり上げていくという力、これをもって、あなた方は新たな時代をつくりなさい。

地球の半分である女性たちよ、あなた方の本来の力を使いなさい。

今、時代はあなた方の母性を、あなた方のエネルギーを、最も必要としているのです。

16. 息子を戦争でなくしたい母などいない

世界中で、戦争で死んでいく若者たちがいます。
あなた方は、そのすべての戦士たちの母なのです。
そのような思いで、女性性を受け止めなさい。

そしたら、あなた方は何をしますか?
「そんなことはしてはいけない」と、主張できるではないですか?
それが女性の力ですよ。

男性と一緒になって、反戦運動を繰り広げることが、女性のエネルギーだけではありません。

反戦であったとしても、女性の思いの中において、命の尊さを、愛する者を失うことの悲しさを、
「なぜ男性方は、自分たちの価値観に振り回されて、自らを主張することによって、あなた方は傷つけ合い、地球を傷つけ、わたしの息子を、夫を殺すのか」
と、叫ぶことができるのは、女性、あなた方であるということです。

その言葉だけが、最も人びとの心を打つのです。
それは、すべての人類は、女性の身体から生まれたからですよ。

17. あなた方を愛しています

わたくしは地球の母です。地球人類みんなの母です。

あなた方すべてをわたくしの身体の中から生み出したと、わたくしはそう思っていとおしみ、今まで生きてきました。
あなた方を愛しているのです。

だから、愛するあなた方が傷つけ合い、殺し合い、憎しみ合い―。
地球意識が、これだけ傷つきながら育んでこられた、わたくしの愛する星、地球を、これ以上苦しめ、地球意識を苦しめ、あなた方も自ら苦しみ合い、傷つき合い、滅んでいくことは許せないのです。

母であるわたくしが許したくないのです。

それを止めるのは、女性である、わたくしたち女性のエネルギーを結集していくということなのです。

 

18. 女性本来の力に気づいてほしい

今までは、虐げられ、隠され、自分自身も迫害され、女性たちは悲しい、苦しみの中で、トラウマを持ってきたかもしれない。

でも、そのすべてを浄めてしまうほどに、あなた方本来の強い力があるということ。
どうかその力に気づいてほしい。

あなた方のエネルギーは尊く、神より祝福され、宇宙創世のときよりつくられた役割であります。

どうか皆さま方に、その自覚が芽生えますように。

19. この地球の危機的状況を救うとき

あなた方に、「本来のわたくしが、あなた方に、あなた方をつくるときに分け与えた、女性性というエネルギーを、思い切り使うことをもって、この地球の危機的状況を救うように」
と、今伝えたいのです。

女性たちよ、あなた方は、自分の知らない力を持っています。

でもね、その力を発動するには、まずあなた方が、神の子であるということを―。
神は宇宙を統べる愛のエネルギーであるということ。

であるのならば、神の子であるあなた方は愛の一部であること、自分は愛そのものであるということを、自覚をしなくては、あなた方の中にある愛のエネルギーを使いこなすことはできなかったのですよ。

愛そのものなのです。

20. 一輪の美しい花を咲かせなさい

女性たちよ、あなた方の一輪の、あなた方だけの美しい花を咲かせなさい。

今ここでしか、この時代でしか、この場でしか咲けない、あなた方の花ですよ。
あなた方だけの風です、吹かせていきなさい。

それには、あなた方自身に出会わなくてはいけません。

嘘偽うそいつわりのない、あなた方自身に目覚めていったとき、あなた方の力が出てくるのです。

それをもって、この地球の未来は変わることでしょう。

以上 書籍「ガイアの祈り 光ある愛の星にアセンション」に収録

関連リンク