この世とあの世での評価の違い

この世とあの世での評価の違い

 長く生きる、短く生きるの問題ではなくて、精一杯頑張って生きてきたと、そう思うことがね、やっぱりそういう報告ができることがね、死んで帰って来た時のいちばんの喜びだということ。
 どれだけ財力をつくってきたとか、どれだけ人気運があったとか、どれだけ多くの従業員を使って支配してきた、支配っていうのおかしいなあ、それだけの名声を博してきたとか、そういうこと、どうしても男の人たちは思いたがるけれども、そんなものは帰って来て、「こんなに素晴らしい名声を博しました」とか、「こんなにたくさんお金をやって、金ぴかの城をつくってきました」とか、あるでしょ、なんか金のしゃちほこがついたような金ぴかの城だって喜んでる人たち。ああいうの「して来ました」って言っても、「へー」て言って、全然、みんなしらけたような顔で見守られちゃうのが、また天上界だからね。誰も「素晴らしかったね、あなたの人生」って、そんなことでは言ってくれないよ。
 逆に、どれだけ神様の心を心として、ねっ、「多くの人たちのために、多くの人たちの幸せのために自分の人生、少しでも努力して頑張って参りました」と、謙虚な気持ちで言った時に、みんなが心から拍手をもって、大喝采をもって、その霊人のことを迎え入れる。
 それが我々の世界の迎え入れ方だよ。

きれい・ねっと 出版 
「スピリチュアルメッセージ集48 高橋信次」(アマーリエ著) より抜粋