統合医療ー人間が霊的な存在であると見据えたうえでの治療が必要

統合医療ー人間が霊的な存在であると見据えたうえでの治療が必要

 西洋医学と呼ばれているものは、まあ西洋の、西洋的な発想というものが、実験とか科学的な検証というものに裏づけられた、そのようなものを中心として、発達してきたように思うのです。
実験と結果の繰り返しの中に行われてきている。
 それに比べて、東洋医学というものは、そのようなものを抜きにして、メンタルな部分、心の部分を中心にして発達してきたように思われます。
 これからの統合医療というものは、科学的なもの、肉体というものが、どういうふうな部分でできているかということをしっかりと理解した上で、メンタルな部分における霊的なエネルギーを引いた、愛のエネルギーとしての、神の子としての霊体が入って、その上で物質的な肉体という舟が機能しているということを、しっかりと正面から見据えることによって、人間の病というもの、そういうものを根本的に治していく力になるのです。
 それまで、西洋と東洋、別々に分裂して何ごとも発達してきました。それが統合されていくということは、霊的なる医療というものが、ある意味では東洋が負っていた課題なのです。霊体を治療していくことにより、肉体を治していく。そのようなものが、東洋的な治療の根元的なものにあるのです。
 それに比べて、肉体というものを物質というふうに見なして、それをひじょうに実証的な、研究的な部分において、それを実際の投薬とか、手術とかいうような外科的なものを含めて、物質というもので割り切って治そうとしている。
 そのどちらかだけでというのは、やはり、それぞれの機能というものにおいて限界があるということなのです。
 やはり、西洋医療と東洋医療、もう今、西洋医学のお医者たちの中でも、東洋的な部分というのを取り入れて、治療をやられている方も多いと思うのですけれども。
 それがこの地上が、この最終的に統合に向かっていく流れの中で、医療においても、西洋的なもの東洋的なもの、それは言い換えるのならば、しっかりとした物質的な、そういう検証に裏づけられて、その上でメンタルな、ある意味で、霊体的な治療、魂としての治療というものをー。
 人間が霊的な生き物であるということを、しっかりと正面から見据えた上での、手を取り合った統合医療というものが必要になるというふうに、私どもも思っております。

きれい・ねっと 出版(kindle版 レムリア・ルネッサンス出版)
「スピリチュアルメッセージ集90 イヌマヌエル」(アマーリエ著)  より抜粋