病気の原因となる自己否定的な思い

病気の原因となる自己否定的な思い

 そなたたちは心の中でまだ起きてもいないことを、くよくよくよくよ悩むことにより、体の中で自己処罰の概念というのを、意識の中で植えつけ、それが肉体に反映し、様々な病をつくってしまっている。
 だから、新しい病が起きるたびに薬をつくっても、治療法をつくっても、その根本的な心の思いの中で、悩み、苦しみ、自己否定的な思いというのが、そういう悪いサイクルから抜け出ない限り、また新たな病をつくり出し、人間は自己処罰、永遠に自分を責め続けていくのである。
 だから、大切なのは、病気や薬を 、病気を治す方法、治療方法や薬ばかりを追うのではなく、自分の中にある自己処罰の概念、否定的なところを見て、まだ起きぬ未来に対して、悩んで、苦しんで、 自分で勝手に自分を悪いと決めつけていく、その思いから魂を、人類を解放しなくてはいけない。
 反省をなくせと言っているのではない。もっとあなた方は、本来素晴らしい可能性と、神性を携えた神の子たちであるという、いかなることも創造しうる、唯一無二の神の子たちであるという、そのような誇りをもう一度取り戻し、自らのできることのあらゆる可能性に挑戦し、それに降りかかることに対して向き合って行けるような、誇らしい人生を歩んでいただきたいと思う。
 そのような思いさえあれば、そなたたちが悩み、苦しんで、病気で苦しみ続けることはなくなるのである。
 神はけっして人間たちを罰しはしない。それは今回そなたたちが学んでいることのひとつの中に、作用・反作用という言葉 があるのを知っているであろう。自分が出した思いが自分に返ってくる、その原因と結果の繰り返しの中で、誰があなた方を裁いたわけでもないのに、もう自分自らが、自分自身の神の子の本質が、自分を裁いているのである。
 だから、急に心臓病になって死ぬ者がいたとしたら、なぜ急にそうなったのか考えてみるがよい。どのような人生を送ったのか。何をしたのか。それをいちばんよく知っているのは、魂の、神の子としての本人自身であるということ。
 よいか。地上に生きている肉体を持っている者は、一生懸命自分をごまかすかもしれない。でも、潜在意識の中にある本人自身の魂が、自分がどれだけのことをしてしまっているのかということ、それを見ている。
 そして、それが無意識の形で、自己処罰の概念となって病をつくり、自分にとって最も苦しい、自分にとって最も嫌な形で、病気という形に表すことによって、自分自らが自分を裁き、苦しませることをもって罪滅ぼしをしているのである。病のからくりというのはそういうところがある。
 であるならば、今地上に生きる者たちよ、病が本来なしといっても、病の根本的なものは、そなたたちの心の持ち方にあるということ。そして人生の一瞬一瞬を、神の子として恥ずかしくない生き方をせよ。そうすれば、自己処罰の念というのは湧かないであろう。
 勇気がないから、周りの者たちを悲しませたくないから、浮き上がりたくないから、だから自分を偽り、神の子として自分の本来の在り方でない生き方をしていく。その時、いちばん最も苦しむのは、そなたたち自身の、本性としての神の子の部分の自分がいちばん苦しんでいる。
 そして、そのつじつまを合わすように、病という形で自分に降りかかったり、不幸という形で自分の人生の中に降りかかってくるのが、そういう形で起きてくるのが、この地上の不幸と呼ばれているものたちの現象なのである。

まんだらけ出版「日の本の神ここに立つ」(レムリア・ルネッサンス著)
P52 天御中主神からのメッセージ抜粋