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陰陽

(いんよう)

 とは受動的な性質・女性性であり、とは能動的な性質・男性性である。根源の神は陰陽合一の存在であり、その神か ら分かれた私たちのも、原初においては陰(女性)と陽 (男性)が合体した状態で創造された。だが、現在は分離し て、陰は陽を支えすべてを包み込む深い愛を、陽は陰の愛を 受けつつ進歩発展のために行動する智慧を磨くことが、それ ぞれの主な課題となっている。そして、十次元に至るほど自 らを高めた時には、再び原初のパートナーと合一して惑星な どに宿り、万物を生み出す力を発揮する。男女の愛による子 孫繁栄は、この十次元以上の創造原理を小規模ながら再現し たものである。陰陽については中国哲学で特に深く思索され ており、『老子』42章や『荘子』則陽篇などに基づき、老荘 思想では陰と陽の二種類の気を万物の生成・消滅に関わる重 要な構成要素としている。また、儒教の経典である『易』に も、万物の根源である太極が両儀に分かれ、ひいては森羅万 象を表す六十四卦へとつながることが説かれており、この両 儀とは陰と陽のことだと解釈されている。レムリア霊言で は、陰陽合一こそ宇宙を貫く創造の原理であり、中国哲学に とどまらない根本的な宇宙の法則の一つであることが明かさ れている。

参考文献