青色光線
(あおいろこうせん)神の七色の分光の中で「叡智」を表す光線であり、九次元神霊のゼウスを筆頭として、主に哲学・思想の分野で活躍した霊人が属している。キリスト教的には「智天使」とも呼ばれ、天使の中でも特に知恵を司るグループである。
彼らの目的は、信仰や奇跡などでは納得できないような知的な人々のために、知性によって神に至る道を示すことにある。
第二の計画の初期においては、ソクラテスやカントが青色光線の天使として霊言を降ろしているが、ソクラテスは生前、問答法によって対話者の無知を明らかにして真の知恵へと導こうとし、カントは著書『純粋理性批判』の中で、霊魂や神などを理性の考察対象から外すことで、人間の知に限界があることを示した。偉大な光の天使である彼らが、「知」を用いつつも、それを過信しない姿勢を貫いていることは、知性偏重の現代人に対する一つの手本とも言える。
レムリア霊言では、神理が地上に根付き、神の実在や人間神の子などの思想が広まったときに、青色光線の天使たちが地上に転生して新たな知の体系を構築することが予言されている。
参考文献
- ソクラテスの霊言
- 黄金の法
- 生きているギリシャの神々
- 貫成人『図解雑学:哲学』