縁生
(えにし)縁生とは、転生輪廻を重ねる中で生じた様々な関係のことであり、レムリア霊言の中では、とくに過去世からの人間関係という意味で使われることが多い。一般的にいわれる「えにし」とほぼ同義である。
仏教的には、縁生とは縁起と同様、「縁によって生じたもの」「縁によって生じること」をいい、この世界のあらゆる事象を指している。なぜなら、仏教ではこの世界の中で縁なく生じたような事象はないと考えているからである。
第一から第三の計画では、そのような縁の思想を人生に密着したかたちで解釈し直しており、過去世において関係のあった人々が、天上界で親子、兄弟姉妹、友人、師弟などの間柄を約束し合い、地上に生まれてくることを縁生と言っている。つまり縁生とは、現在の自分が偶然ではなく、過去世のつながりに起因する人間関係によって支えられているという考えであり、それを知ることで互いに感謝し、学び合う姿勢が生まれる。
なお、この人間関係には、生きている人だけではなく、天上界の霊人も含まれる。
参考文献
- 心の発見科学編 p.147,p.152-157
- 釈迦の本心 p.138-140
- 宇宙時代の神の子たちへ p.94,p.267
- オピニオンリーダーの女性霊 p.194,p.212
- 人類最後の計画 p.217
- 日蓮聖人メッセージ集1 p.157