相手をいつくしみ、あわれむ心。仏教においては、仏や菩薩が苦しむ衆生に同情し、彼らを救い幸福にしたいと願う心を慈悲と言う。本書でも、キリスト教における神の本質としての愛と同質のものとして、この言葉が用いられている。