過去世
(かこせい)あの世とこの世を行き来する、魂の永遠の転生輪廻、生まれ変わりの視点から、過去に転生した人生のこと。 例えば、イエス・キリストの過去世は、アトランティス大陸時代の末期に生まれたアガシャー大王、エジプトに生まれたクラリオ、インド地方に生まれたとされるクリシュナなどである。 過去世の記憶は、あの世に帰れば思い出すが(思い出す程度は魂の境涯、あるいは次元による)、この世では、潜在意識の中には残っているが、表面意識では、出生の瞬間に忘れてしまう。通常は、霊道が開かない限り思い出さないが、魂の傾向性や癖、あるいはインスピレーションなどで今世に影響がある場合も多い。 因果の理法(因果応報)の観点から、過去世からのカルマを今世の宿題として修正したり、刈り取る。 一般的には「前世」と「過去世」を同様な意味で使う場合もあるが、厳密には「前世」とは、ひとつ前に転生した人生のこと、「過去世」とは、前世を含めた過去に転生した、ひとつひとつの人生、あるいはその 総称を意味すると言えよう。