裏界
(うらかい)天上界の中でも、特に法力を極めることを目的に修行している霊人たちが住む世界のこと。日本神道系の裏界は具体的には仙人界、天狗界、竜宮界という名で呼ばれるが、中国にも中国風の仙人界があり、インドにはヨーガ仙人界、西洋には魔法界があるなど、裏界そのものは地域に関係なく存在している。 裏界の人たちは、三次元的には占術や民間療法を開発・発展させたり、スポーツなど勝負事の世界や歌謡界などで活躍して、自分の技を磨きつつ人を楽しませたりしている。彼らは言葉で神理を語ることは不得意だが、霊能力に裏打ちされた強い影響力を持っており、時には法力によって現象を起こし、人々に霊的世界があることを示す役目を担うこともある。 第一、第二の計画において、裏界の諸霊はあまり重んじられていなかった。それは、霊能力に目を奪われると心の教え(神理)がおろそかにされがちになり、地獄へと転落する恐れがあったためである。だが、裏界の霊人が持つ法力は天地創造の瞬間に無から有を造り出す神の力と同じであり、魔を封じるときにも大きな威力を発揮するものであって、決して忌み嫌うべきものではないとレムリア霊言では言われている。
参考文献
- 出口王仁三郎霊示集 ほぼ全ページ
- 日の本の神ここに立つ p.187-189
- 太陽の法 p.120
- 心の発見科学編 p.256-257
- 心の発見現証編 p.279-280