パウロ/親鸞(しんらん)
パウロはキリスト教をローマ帝国などの異邦人へ布教し、世界宗教へと導いた。しかし、当初は熱心なユダヤ教徒であり、キリスト教徒を迫害した。その、迫害の途上にダマスコという地で、復活したイエス・キリストに出会い、キリスト教徒になった。「パウロの回心」として有名である。イエスの直弟子である十二使徒ではなかったが、回心後は目ざましい布教活動を行った。最後はローマ帝国の皇帝ネロに迫害され、殉教したと伝えられる。 のちに、親鸞として下生している。
親鸞は平安時代の終わり、京都で生まれ、わずか9歳で出家した。比叡山延暦寺にて学んだ後、法然の弟子となった。阿弥陀仏への信仰をもとに、関東を中心に布教し、晩年は京都に戻った。阿弥陀仏という一切衆集の救済を誓われた仏への信仰は、仏教の中における愛の面が強く出ているといえる。
パウロ/親鸞のメッセージ・収録書籍
- 2004.06.03 収録