ゾロアスター
紀元前1,200年から1,000年頃、イラン高原東北部にて、ゾロアスター教を広めたと伝えられている。ユダヤ教に先駆けて、天地の創造主である神への信仰、死後の審判と天国の存在、世界の終わりに現れる救世主などへの信仰をといた。善霊アフラ・マズダと悪霊アーリマンがこの世の中で対立しているという善悪二元論をとなえ、人間は、自分の意志に基づいて、善と悪のどちらの側につくかを選択しなければならないとした。ゾロアスター教は、火を神聖視するため、拝火教とも呼ばれた。ゾロアスター教の世界観は、その後のユダヤ教やヒンズー教、イスラム教の成立に深い影響を及ぼしたと考えられている。「ピタゴラスがゾロアスターに教えを乞いに行った」、「ゾロアスターは笑いながら生まれた」、「ゾロアスターは20年にわたって砂漠に住み、いつまでも腐らないチーズを食べて修行した」などの逸話が伝えられている。なお、ゾロアスター教の聖典「アヴェスタ」には、さまざまな儀式における祈りの言葉などが記載されている。役割分担:道徳的完成を担当。転生等について:ペガサス座の星から招聘。サマトリア→エスカレント→ゾロアスター→マニ
ゾロアスターのメッセージ・収録書籍
- 2004.07.22 収録