須佐之男命(すさのおのみこと)
古事記には、伊邪那美神(いざなみのかみ)と共に国産み、神産みの天地万物創造を行った伊邪那岐神(いざなぎのかみ)の子、天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟として生まれ、天岩戸隠れの原因を作ったかどで高天原を追われるが、追放された出雲の地で八岐大蛇(やまたのおろち)退治を行い、櫛名田姫(くしなだひめ)を救い、国造りのさきがけとなった英雄的な神として記されている。
須佐之男命の事跡は、のちに大国主命(おおくにぬしのみこと)に引き継がれ、邇邇芸命(ににぎのみこと)の天孫降臨を経て、日本武尊(やまとたける)の東奔西走による全国統一につながっていく。
須佐之男命も、永らく裏神道に属する神とされてきたが、大変に優れた男神であり、霊言の中では、「人間は、大自然の循環の中の一つとして、地球神霊の神殿の中に住まう一つの存在として、自然霊に対する感謝の心を忘れてはならない」「そなたたちも一人ひとりが英雄となっていきなさい。誰が評価せずとも、神の国の英雄となって生きていきなさい」「一人ひとりが命をきらめかせ、一瞬一瞬を男として、女として勝負していくような、そのような命の燃えたつような生きざまをして、帰って来なさい」と熱く語りかけている。
須佐之男命のメッセージ・収録書籍
- 2006.10.07 収録