病や障害の苦しみを乗り越えて
人びとの、人間の苦しみというものが病にあると、それが苦であると、そのように思いがちであるかもしれませんけれども、病を持って、そしてハンディキャップを持って、一生生きることをもって、自らの人生の中における大いなる魂の飛躍を得ようと思って、わざわざ計画して来た場合に、本人がそれを乗り越えることによって、今回の人生の本来の意味があったのにもかかわらず、もし、そのようなハンディキャップや病というものが、本人の努力なしにすべてが治されて、すべての者たちが幸せになるために、すべてそういう障がいのあるものが除かれてしまうということが、 けっして本人にとって幸せになるということではないということ。
それは苦しいかもしれないけど、地上における数十年の時の中で、自分自らがそのような状態で生きることを計画し、用意し、自らハンディキャップのある肉体を用意して出て来たということを、どうか皆さま方、そういう人生を選ばれて来られている方がおられるということも、考えておいていただきたいと思うのです。
きれい・ねっと 出版
「スピリチュアルメッセージ集51 ヘレン・ケラー」(アマーリエ著) より抜粋