若くして亡くなることは不幸なことではない

若くして亡くなることは不幸なことではない

 早く亡くなられたから、若死になさったからこそ不幸であるとか、この家に因縁があるとか、そんなことばかりお思いにならないで、「ほんとうに、逆に、魂が清らかなうちに天上界に帰れてよろしかったですね。お幸せですね」と。逆に、「心からお疲れさまでした」と言って送り出して差しあげるような、そのような思いで。天上界に向けて拍手をもって送り出していかれるような、そのような葬儀の仕方があるのならば、多くの人びとの中に、生老病死の中の死というのが苦であるというふうに思われることも、なくなっていくのではないかと思うのです。
 そうすると、病に対すること、死を迎えることに対する根本的な姿勢というのが人間たちの中に、三次元の者たちにとって、変わってくると思うのですね。そうすると、死というのが一瞬、眠りのようにつきますけれども、覚醒したときの、より自由な感覚をもって、ひじょうに幸せな思いで、わたしたちの世界に戻って来るのです。

きれい・ねっと 出版
「スピリチュアルメッセージ集55 小桜姫」(アマーリエ著)  より抜粋