日蓮聖人

内容紹介

　肉体を持って生きるということは、当たり前のことですが、毎日食べなければなりません。仕事や家事もしなければなりません。それらは天上界の霊人たちには必要のないことです。天上界でもいろいろ仕事はあるのでしょうが、地上のように非効率的ではないでしょう。霊人たちは、もっとああすればいいのにとか、こうしてほしいと思いながら、地上の私たちを見ているのかもしれません。
今回のメッセージが降ろされてから十数年がたちました。地上は当時とあまり変わっていません。宗教や民族の違いによる対立はいまだに存在しています。「地球維新」「地球ルネッサンス」はもとより、「神の子」という言葉もそれほど人びとに認知されていません。しかし、確実に時は過ぎました。天変地異は起こり、数十年に一度という気候変動が毎年起こるようになりました。地球温暖化だけで説明できないことは、多くの人がうすうす感じていることでしょう。
　当時、Ｇ会の顧問弁護士から内容証明付きの手紙がアマーリエさんの自宅に届き、それに対してどう対応するかを集会で話し合っていました。私たちの幼稚な質問に対して、日蓮聖人はていねいに答えてくれています。ＴＫ子氏とＯＲさんの事情や、九次元霊でもカルマの刈り取りがあることなども、メッセージで語られています。それらの内容は、今でも興味のある人はいるかもしれません。地上ではいろいろありましたが、今思えば、アマーリエさんの残された生体エネルギーから逆算して、天上界は降ろすべき法を着実に降ろしていたのでした。九次元の根本法が次々に降ろされ、まさに「大救世運動の山場は今」だったです。
進むべき方向は示されましたが、実際に何をするかは地上の者たちの自由意志に任されています。この十数年何をしてきたのかを思うと、私自身、もっともっとできることはあったのではないかという思いがこみ上げてきます。できなかったことを嘆いても仕方ありません。幸い、まだ地上の命があります。一つひとつできることを探してやっていくしかありません。
天上界の諸霊は私たちよりはるかに高い認識力はあっても、肉体がありません。私たちは、認識力ははるかに劣るかもしれませんが、地上で働くことができます。残された時間を悔いのないように生き切るしかありません。それは読者の皆さま、お一人おひとりも同じです。この時代の日本に生まれたということは、何か強い願いがあって生まれてきたはずです。お互い悔いのない人生を生きようではありませんか。今回の日蓮聖人のメッセージが、そのためのお役に立つことを願っています。

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