モーリャ

内容紹介

　第56巻の日蓮聖人に続いて、モーリャ様からメッセージが降ろされました。当時、天上界からのメッセージを収録し、編集して書籍として残すことが法の編纂であると思い込んでいました。そんな私たちに対して「それはちょっと違うよ」と、やさしく諭していただいたのが第56巻でした。今回の第57巻では、モーリャ様から「そんなことで満足していてはいけない」とはっきり言われています。「愛とは実践である」と、モーリャ様は何度も繰り返し言われています。ただ口を開けてメッセージを待っているだけでいいと思うな。大救世計画の真っただ中にいて、自分が何をして貢献しようというのか。具体的に実践することによってそれを示しなさい。そのように言われています。
　人生の時間は意外と短いものです。何が重要かということを考えて、最重要事項を優先して実践する。それが大切です。そうしないと、どうしてもこの世で生きやすい方向に進んでしまうのが私たちです。自らを利するものから離れ、他者のために尽くすこと。それをどこまで徹底できるか。それが試されているのが今回の人生です。中途半端な腹のくくりは危険です。何ものもつかまないこと。それができてこそ神の使徒であり、そうすることによって戦闘系の霊人から護っていただくことが可能となるのです。そのような者たちには魔は近づくことはできないのです。このように、今回の大救世計画に携わる者たちが、常に心に留めておくべき内容が多いメッセージとなっております。
　今後も、天上界が立てたこの計画を成就させるために、必要なときに必要な者たちが現れることでしょう。この時代に生まれることができた幸運をどのように生かすのか、一人ひとりが自らの人生を通して答えを出していくしかありません。ただ、実践をしていくなかで迷ったときに「どうすればいいのでしょう？」と聞いて、すぐに天上界から答えが降ろされる時代ではありません。一人ひとりが自らの心に聞いて、答えを見つけていくしかありません。そのときの参考にしていただける資料はたくさん残っています。このスピリチュアルメッセージシリーズは、人類の宝そのものです。手を伸ばせばいつでもそこにあります。遠慮なく手に取っていただき、読者のお一人おひとりが自らの個性をきらめかせるためのヒントにしていただけたら、これにまさる喜びはありません。

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