永遠の魂と自由意志
あなたは、死んだらすべてが消え去ってしまうと思っていますか? 実は、そうではないのです。私たちの本質は魂であり、死とは魂が肉体から離れることなのです。生きていたときの意識とすべての記憶は、そのまま魂の中に残ります。地上の人生で得た個性は、そのまま魂の中に保持されるのです。そして、魂は高次元世界に霊として存在することになります。けっして、集合意識に吸収されるようなことはありません。高次元世界の霊体は、その魂が最も望む姿をとることができます。生きていたときの肉体的障害とか、年老いた姿などは、本人がそれを強く望まない限り、続くことはありません。もしあなたが女性であれば、あなたの思いに応じて、20代から30代の最も若く美しい頃の姿をとることができるのです。すべては、思いの世界なのです。
私たちの魂が永遠だとするなら、いつつくられたのでしょう? 地上に生きているときには、一切の記憶が失われているため、たとえば、40才、50才の方であれば、生まれてから高々40年とか50年しかたっていないと思い込んでいるでしょう。しかし、真実はそうではないのです。信じられないかもしれませんが、私たちの魂の年齢はひじょうに古いのです。何億才かもしれないのです。
それくらい長い年月、私たちの魂は生きてきました。そして、魂がつくられた時から、思いの自由を与えられています。私たちは、神のすべての特性を、潜在的には受け継いでいます。そして、思いの自由は、神の特性の中で最も重要なもののひとつなのです。もちろん、誕生した時の私たちの魂の能力は限られたものでしたが、潜在的にはすべてを持っていたのです。私たちは、この自由を持つゆえに、自らの力で進化していくことができるのです。私たちの魂は、神に向かって進化していくことを期待されてつくられたのです。
ゆえに、私たちは一人ひとりが自らの内に神と同じ能力を、思いの自由まで含めて、潜在的に有しています。私たちは、自分自身を意識することができるし、いかなることも自分自身で考えることができ、また、あらゆることを感じることができます。自由の本質によって、どのようなことも考えることができるし、好きなように振る舞うことができます。それがたとえ悪いことであったとしても。しかし、神の本質は愛ですから、私たちの魂の本質も愛なのです。私たちは結局、どのように愛を表現するかを問われているのです。思いの自由の結果として間違いが起こることもあります。しかし、やり直しをすることも、ひじょうに長い時間の流れの中で認められているのです。魂が永遠であることと、思いの自由を持つことが、大きな意味を持っているといえます。
神は愛のエネルギー | 輪廻転生