高橋信次

内容紹介

　出版記念懇親会は無事終了しました。人数はけっして多くはありませんでしたが、とても実り多い会となりました。その頃、小冊子のネット販売をしていましたが、リピーターのなかに当時の事務所近くに住んでいた人がいて、懇親会に参加していました。その人を含めて何人かに声をかけ、希望者には集会に参加していただきました。懇親会のあとに開催された土曜集会で降ろされた、高橋信次先生からのメッセージです。
　人には運気というものがあり、上昇する時もあれば下降気味の時もあります。それを知りたいと思う気持ちは、多かれ少なかれあるのではないでしょうか。高橋信次先生が生前、運気に関する本を出版され、その後ご本人が絶版にされたものがありました。それが当時、ネット上で高額で売られているという話をしていたのでした。メッセージには、「そんな話で高橋信次が喜ぶと思ってもらっては困る」という内容も含まれていて、その場で聴いて、たいへん申し訳ない気持ちになったのを覚えています。「高橋信次の法」などということで人びとに伝えてほしいわけではないのです。それは10人の九次元霊全員が同じ思いであり、そんな自己顕示欲はもうすでに卒業されているというのです。九次元霊であれば当然でしょう。当時のメンバーは、そのようなこともよくわかっていなかったのでした。
ひとりでも多くの地球人類を救いたいという、まさに「救世の情熱」がひしひし伝わってくるメッセージです。ほんとうに「人びとを救いたい」という思いだけなのです。「人びと」というのは地上に生きている人びとだけではありません。地獄にいる者も含めて地球人類全員を救いたいという思いです。そのために九次元霊10人全員が必死になっているというのです。
　10年以上の月日が流れましたが、改めて読み返して何度も涙があふれてきました。信次先生の必死さが、当時よりもっとダイレクトに感じられるのです。もし信次先生が今地上に肉体を持っていたら、どんなことをされていただろうか。その何十分の一しかできないかもしれないけれども、その思いを感じることができるのなら、とにかく何かできることをひとつでもふたつでもして、地上の人生を終えたい。信次先生の手足になりたい。そんな気持ちになるメッセージです。その思いを共有していただける人が、ひとりでもふたりでも出てきていただけることを願っています。

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