地上に生まれたマヌが王となった時、自ら計画していた通り、芸術の競技会を三年に一度開催し、祭政一致政治を行いました。アマーリエは地上に生まれ、九歳から巫女として神託を受ける任務につきました。アマーリエの巫女能力は抜群で、芸術作品の優劣を決する神託以外にも、さまざまな神託を受けることができました。驚くべきことに、異星人たちとのコンタクティの役割まで果たすことができたのです。
レムリア時代というのは宇宙連合の異星人たちから見ても、地球上で最も高度な文明を築いた時代として認識されています。彼らからは、地球人たちはいまだにあの時代のレベルに達していないと思われています。それは単に科学技術が発達しているとかいうことではないのです。科学技術面から言えば、現文明やアトランティス文明のほうがレムリア文明より進んでいます。そういうことではなく、ポイントは人びとの霊性がどれだけ開花しているかということなのです。本来の神の子としての神性をどれだけ輝かせたかということでもあります。その点でレムリア文明は、芸術を通しても神に近づくことができることを示したと言えます。
ピラミッドパワーを本格的に利用し始めたのもレムリア時代でした。ピラミッドを用いて宇宙エネルギーを引いてきて、さまざまに利用することができたのです。宇宙連合の異星人たちの宇宙船が姿を見せ、地球人たちと交信することができた最初の時代がレムリア時代だったのです。
マヌの時代のあと、レムリアの人びとはムーを植民地として支配するようになりました。ムー大陸や辺境の地から人びとをレムリアに連れて来て、奴隷として人間以下の扱いをするようになったのです。自分たちは音楽に興じて、労働は奴隷たちにやらせるということが次第に定着していきました。それは、ゼウスやマヌが予定していたことではありませんでした。地上の人間たちの自由意志による選択の結果、行われたのでした。
結局、レムリアの人びとの想念の曇りが次第に堆積し、ある日突然、ほぼ一日でレムリア大陸は海中に没してしまったのです。ほんとうに最期はあっけないものでした。
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