スピリチュアル・メッセージ

世界維新のために

坂本龍馬 2005年3月12日の霊言

坂本龍馬

紹介動画

その時代の中で、多くの人びとのために何をするのが今のその時代にとって必要かということ。その中でこの坂本龍馬なんていうひとりの人間がね、どうなろうと、そんなことはどうでもいいことだった。

だから、あの当時にするなら、あのまんま、松陰さんも言ってたけど、日本をあのまま放っておいたらどんどん立ち遅れてしまう。やっぱり世界の情勢、流れっちゅうもんがあってなあ、そこについていって、そこの中でやはり学んでいかなければ・・・。いつまでもあんなちょんまげをやって、刀をやってるような時代の中で江戸時代・・・、江戸時代っていう徳川幕府の将軍様の言うなりになってるようなねえ、世の中に、時代の中にいちゃいけない、社会の中にいちゃいけないよって、俺は思ったさ。

だから、それならば、何をしていくのが、どうなっていくのが日本の理想的な姿かっちゅうことを、ない頭ふり絞って考えたわけだ。そしたら、やっぱり文明開化という世界の波に乗りながら、その中で、この日本っていうものがやはり、それなりの世界と肩を並べるような力を持っていかなかったら、いずれ、他の中国とか他の国々みたいに属国にされて、多くの者たちの、支配者が入って来て、この日本がずたずたにされて、日本っていうものの存在理由なんかどっこもなくなっちまうだろうと、そういうふうに思ったのさ。だから、命がけで日本を開国させ、日本をなんとか世界のレベルについて行かせるように、俺たちなりに頑張った。命を張った。

そういう大義をするためには、自分が長州の出だとか土佐の出だとか、薩摩の出だとかねえ、そんなつまらんこと考えずに、日本人としてみんな手をつなごうじゃあないかと、そして、日本の将来のために日本という国をすばらしい国にしていかなかったら俺たちは駄目じゃあないかと、そういうことを西郷さんたちにもね、言って回ったわけだよ。

その時において、あんたたちの時代から見たら考えらんないかも知れないけど、俺たちは土佐藩士とかね、薩摩藩士とか、会津藩士とか、長州藩とかそういう、そういうことにひじょうに、なんていうかとらわれていた時代なんだ。

そこでしか、逆に言うと、自分たちの意見とか存在理由っていうものを出せなかった時代だから、だから薩摩なら薩摩の立場ってことを常に大前提、そして士族なら士族、どの殿様に仕えてるかとか、そんなことがまず大前提になった、個人の意見よりな。だけど、そんなことが、いちばん大事なことじゃあないんだよ。俺はそう思った。だから何藩であろうと手を結んで日本のために、そして黒船が来た、外国に対して日本としてみんなで手を取り合って、日本の将来を明るいもんにしようよっていうために、そういう大義のために、そういうビジョンのために、俺は命を張って、駆け抜けて生きていった。燃え尽きていった。その意味においてあの時代の、俺の坂本龍馬としてのね、一生は少しも悔いることはなかったと思っとる。

でも、その評価を今日(こんにち)みたいになんだか知らんがテレビのドラマとかでいろいろやっておるが、まあ当たるのもありゃあ、当たっちょらんものもたくさんあってな・・・。なんかいろいろ持ち上げられたりけなされたり、いろんなことがあってな。いろいろ、まあいいんだけど、そういうふうになりたいからやったわけじゃないぞ。そんなためにやっとらん。

ただただ、日本の将来を明るいものにし、日本っていう場所がすばらしい世界の列強の中に出てっても恥ずかしくない、そういう日本国民として日本の民として、どうして日本っていうものが取り残されないようにするかっていうことに焦点を合わせて、自分の考えを一生懸命、ない脳みそを一生懸命ひっくり返して考えて、そして、あとは死に物狂いで走って生き抜いたというだけのことなんだ。

それを思うと・・・、まあそれを思って革命期というかもしれんがな。まぁあんたたちの時代を見てても、それがもっと大きな規模になった、地球規模的なものになった・・・。この間も出た時言っちょったと思うけども、まあ明治維新なんていう一国の日本の問題だけじゃない、世界維新というものをあんたらはやろうとしてるんだ。

メッセージの一部を動画で紹介しています

霊人紹介

坂本龍馬

(1835年 - 1867年)

 近代日本の礎を築いた偉大な志士の一人。植民地時代の犠牲になりかねない国体であった徳川幕府体制を覆さんと、重罪であった脱藩を犯してまで、文字通り東奔西走した。当時とても困難とされた仇敵同士の長州藩と薩摩藩の手を結ばせた「薩長連合」、新国家構想としての「大政奉還」および「船中八策」は、すべて龍馬の手腕に負うものとされている。
 霊言によれば、明治維新は、地球が霊性時代を迎えるために、神が用意された大きな計画のひとつであったことを明らかにし、「地球維新」である現代こそがその計画の本番であると、われわれを繰り返し叱咤激励している。
 過去世は、中国三国時代を生きた劉備玄徳(162〜223)である。