メッセージ
メッセージの一部紹介
明治の、いまだにドラマの中で、俺たちのいろんな役割でドラマになってるでしょう、いまだに。それはね、正しい龍馬やね、龍馬とか俺たちだけがいたからと言ってドラマにはならんぞ。そうだろ。
新撰組の連中がいて、西郷さんがああいう死に方をしてだぞ、白虎隊とかいろんな連中がいて、それだからドラマってできるんだよ。時代のドラマができる。じゃあ、白虎隊の連中がぜったい間違ってたか。西郷さんが間違ってたか。そんなことないよ。
いろんな人たちが命がけで、精一杯自分の人生を生きて、自分の役割を演じたから、明治維新っていうあのときのドラマが、無血革命のドラマができたんだろう。そのいろんなところを切り刻んでは、いろんなドラマが繰り返し繰り返し放映されてくる。
でも、その中にいろんなあの時代を真剣に生きた人間たちの心意気、生き様っていう「誠」を信じて、頑張り続けて、時代を変えようとして、自分たちの命を捨て切って生きてきた、その心意気を、現代人たちが今、ドラマを通して見ながら、大事なものを学ぼうとしてるのかもしれない。
ならね、あんたたちが生きようとしてることも、いずれこれがドラマになるっていうこと。そう思ったら、あんたたちは正しい位置にいるかもしれない。でもいけなかった連中も・・・、前聞いたけど、神様の大きな花壇の中の花々っていう言葉を聞いたことあるけど、誰かとってもそんな素敵な表現をしてたんで憶えてるけど、その時代を彩る花のひとつなんだよ。
あんたたちはね、大きな花であり、正しい花だとは思うけども、でもそれだけじゃ、神さんの世界の花壇は彩れない。
間違った人間もいる。
噛みつく人間もいる。
ちょっと微妙なこと言う連中もいる。
互いに足引っ張り合って、いろんないやなこと言い合うかもしれない。
でも、それぞれがみんな真剣に、自分が正しいと思って言っている。
生きようとしてる。
その真剣な生き様だけが、あとで人々の記憶に残るっていうこと。
そこにおいては、何が正しいだとか、間違ってるとかっていうことを超えてると俺は思ってる。
自分の、まぁ今回、今世に関して、一回きりの人生をだよ、限られた環境、教育、習慣、いろんなものの影響を受けた、ちっぽけな個性を持った、ちっぽけなひとりの人間が、その中で精一杯どうやって生きようとしたか。どうやって、その中において、利害を捨てて、自分の命を燃焼させて生きたのか。そのことだけが、あとで人々の記憶の中に残って、それが、いろんな生き方をした人たちが真剣な思いで会ったときに、ひとつの時代としてのドラマをつくってくるんだと思う。
そこにおいて精一杯生きた人間においては、正しいとか間違ってるとか、そういうことを越えて、そういうものたちすべてを通して、大いなる時代の転換点のドラマというものが、あとで語られるんだと思うよ。
俺も龍馬もね、みんなね、ドラマの主人公になろうと思って生きてなかった。自分の人生の主人公であろうとはしたよ。でも、ほかの人が評価してくれて、あとでこんな、なんとか大河ドラマみたいなものに出てくるような、そんなものに取り上げてもらおうと思ってなんて・・・。龍馬なんかいちばん人気者みたいだけど、そんなふうになるために生きたんじゃない。
自分だって、大した人間じゃあないとみんな思ってるし。でも、精一杯時代の先を見て、己自身を捨てて、この日本を良くしたくて、精一杯生き抜いた連中。そういう意味においては、あんたたちもそうあってほしいと思う。
自分たちは、この偉い神さんからの霊言を受けてるから、この霊言パイプの真下にいるから、自分たちだけは正しい。確かに正しいんだよ。正しいんだけどね、正しいっていうことだけじゃなくて、ほかに出てる人たちも自分は正しいと思って頑張ってんのさ。ね。
でも彼らの何が間違ってたか、なんでこっちに来る資格がなくなってしまったかを、ほんとうの意味で心から理解して反省したら、彼らだってここに戻れるんだよ。でも、反省してないから戻れない。見極められないから戻れない。でも、彼らは彼らの力量に応じて精一杯生きようとしてる。
だから彼らは徒(あだ)花(ばな)かもしれない。時代の徒花になっていくのかもしれないけれど、そういう徒花あってこそ、あんたたちのほんとうの真の花の偉大さというのも、またわかるんだよ。
ポツンとあんたたちだけの花しかなかったらね、思想界にね、宗教の世界に、信仰の世界に・・・。書物だってそうだよ。あんたたちの本しかなかったら、比べようがない。だったら、どれだけあんたたちの言ってること、今この神仏から降りてくる霊言の水準がどんだけ高いものかっていうことがわからないでしょう。
今、あっちでもこっちでも、わけのわからない霊言集というのが出てるらしいけど、出てくれるから、ああいうレベルの霊言集が出てくれるから、レムリアから出てくる霊言集の水準の高さっていうのが、逆に評価される。判断基準になる。そう思って、ありがたいと思って、彼らもそういう時代をつくろうとして、自分でわざわざ身銭切って、本出してくれてるんだと、あんたたち感謝するようになりなさい。
それでこそ、懐の大きい大人物となって、人の心を、人からいやなことをされても恨まないような大人物となって、時代をつくっていけるんだよ。セコセコセコセコ、人からやられることばかりに振り回されてたら、なかなか時代の先は見抜いてはいけない。
ただそこにおいて、時代の先に何がでてくるのか、そして今自分が何をしようとしてるのかを、しっかりと見極めたなら、己の人生をかけて、命をかけて、自分自身のことを何ひとつ掴(つか)もうとせずに、命がけて生き抜いてごらん。
みんなそういう意味において、「誠」と「情熱」ということにおいては引けをとらなかった連中だけが、明治維新の時に名を残してるんだと俺は思う。
いろんな立場にいて、いろんな思想、みんな意見はそれぞれに違ったけど、どうだ、あんたたちの知っている人たちひとりひとり考えてみなさい。みんな己自身のちっぽけな幸せなんか捨ててた連中だろう。違うか。自分の家庭生活がとか、自分のなんとかがっていうことすら捨てて、若者たちが大いなる理想の中に、自分がこれをやらなくてはいけないという、その志のもとに、情熱をかけて、生き抜いて駆け抜けていった連中なんだよ。
それが、その他大勢で地球にたくさんごまんと人は生きてるけれども、歴史の中に名を留めた人間と、留めなかった、単に己の修行だけで終わってった連中との違いかもしれない。
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