メッセージ
メッセージの一部紹介
多くの者たちが出たかったのです。今の日本に生まれたかったのです。しかし、あなた方は選ばれに選ばれ抜いて、この地上に出ていかれた。そして出ていかれる時は、数多くの決意書というものを書き、数々の誓いというものを立ててこの日本に出て来られているということです。
そのことを思ったのなら、あなた方はもっと今世の人生を大切にしていただきたいのです。各々の個性を開花させるとともに、一瞬一瞬をもって神の子であると、神の計画の具現者であるという、そのような認識において、その命を燃焼させ、それを光り輝かせていただきたい。
神の計画というものは、計画という組織の中において、一人ひとりの個性を押し潰し、ロボットのように、命令系統の中で、おのれ個人の個性を抹殺せよなどということはけっしてないのです。前回そのような傾向性があったかもしれない。そんなことはないのです。
神の計画というのは本来、計画の中で精一杯命を燃やすのならば、一人ひとりの命が、個性が輝き渡る。
明治維新の時もそうであったでしょう。一人ひとりが命を捨てて、命を張って、大いなる志、大義のために、志のために命を燃やして、竜馬たちも生きていったのです。勝さんも西郷さんも、みんな生きていったのです。松陰さんもみんな生きて死んでいったのです。
その中においてどうでしょうか、彼らは壮絶なる個性の光を放ったではありませんか。誰から見ても吉田松蔭であると、どこから見ても勝海舟であると、どこから見ても坂本竜馬であると、みんなそのような神から創られたオリジナルのその本人でしかない個性というものを、煌めきを輝かせて、最後散っていったのではないでしょうか。
それこそが神が望まれていることなのです。個性を捨てて、ロボットのようにイエスマンになって生きろなどと、そんなのは本来の神の計画のもとに生きるということではない。
本来の神の計画というのは、一個人個人をいかにしたら生かし、その本来の、原初の神が創られたその個性というものを輝き渡すことができるか。そのために立てられるのが神の計画なのです。間違ってはいけないです。
それだから少しも恐れることはないのです。その中でいかにしたら、竜馬たちのような、あのような光を解き放つことができるか。
おのれ自身を捨てよということです。おのれ自身の一回の幸せを、欲をつかんでいる限りは、あの壮絶な光は出ないのです。おのれを捨てて、日本の将来のために・・・。彼らは気づいていなかったかもしれないけれど、将来の日本というのは、本来の神の計画の具現されるユートピアの日本、輝く日本というもの、そこに彼らは夢を見て、その夢の中に死んでいったのです。生き抜いていったのです。
そこあってこその無私な思い、そこあってこそ神の光が炸裂して、一人ひとりの個性が煌めく瞬間であるということ。
その思いをもってわたくしは、あなた方にも言いたい。みな坂本竜馬になれるのです。みな勝海舟になれるのです。みな吉田松陰になれるのです。
あなた方一人ひとりの個性をもって煌めき、一人ひとりの個性と努力をもって、炸裂した、神に創られた大いなる神の子としての誇り高き人生を生き抜きなさい。
それをもってあなた方の名は必ずや歴史の中に名を留めることはできるでしょう。
名前を残したくて死んだ者はひとりもいません。しかし、結果として残るのです。なぜならば、それこそが神が本来、希望された、本来神の子として生きるべくして、期待された道であるからなのです。彼らはその模範を示してくれたということなのです。
生き抜くとは、人間として生き抜くとはどういうことであるか。組織やひとつの体制や、憲法で、彼らが生きたでしょうか。彼らのような生き方ができたであろうか。
西郷隆盛という人を見てごらんなさい。彼が組織というもの、体制というものにこだわったであろうか。彼は情の人でした。誠の人でした。彼が信じたのは常に、常に常に深い情愛の中で、人びとを愛して、自分を捨てて、この国家を考え、若い人たちを愛し抜いて生きたのです。
そこにおいて、情をもって、多くの人びとを活かすということに彼は、樫の樹のような、大いなる素晴らしい大木のような思いで人びとの前に立ちはだかって見せたのです。
その頑として大いなる彼の不動心の中に、多くの若者たちが慕い寄ってきた。その大きな腕を広げ、その張った大いなる枝の葉の陰に、多くの者たちが、安らぎを求めて集ってきたのです。それを彼はしっかりと抱きしめて、その時代の象徴として立っていったのです。
彼はけっして自分の名を残そうとも思わなかった。彼自体が天国に入ろうとか、神に認められたいとすらも思わなかった。
しかし、ひとつの時代を生き抜いた者として、彼のような情深き、愛ある人がいてくれたからこそ、あの殺伐とした時代も潤いというものをもって、人の情を大切にし、愛に生きることがどれだけ大事であるかと・・・。
けっして明治の偉人と呼ばれた、三傑と呼ばれた人の中においても、愛というものは不在ではなかったのだということを、彼は実証してみせてくれたのではないかと、わたくしは彼に感謝をしているのです。
どうしても斬った張ったとか、誠とか、正義とか、そういうものばかりが横行した時代でありました。油断をすれば叩き斬られた時代でもございました。人が人を裏切っていった時代でもありました。
その中において彼のように・・・、けっして小さき者であったとしても、弱い者で、若い者たちであったとしても、彼は大いなる愛で、情と申しますけど、愛であります、彼の愛であります、愛でもってその時代をくるみ、両手で包んでくれた。
その愛をもって、彼はその明治維新のひとつの象徴となったのであります。だから彼がいまだもって、人びとに愛される理由ではないかと、わたくしは思います。
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