メッセージ
日本という中は、国は、神道の国でありながら、途中から仏教が入り、キリスト教が入り、そして無宗教という考え方も入っている中で、さまざまなものが導入された国でもあるのです。それは日本という国が、世界の国に神理が発信されたときに、いろいろな考え方の方たちの気持ちがわかるということを、日本の国に育ちながらにして学ぶことができるチャンスというものを、日本の国が与えてくれているということなのです。
もしイスラム系一色だけの国にあなた方が生まれていたのならば、キリスト教や仏教や神道の者たちの、まして無信仰の者たちの、無宗教の者たちの気持ちがおわかりになるでしょうか。
日本という国の特異性の中に、確かに自らの宗教というものをしっかりと持たないということが批判されるかもしれないけれど、逆に言うと、神理の運動が展開する大事な神の国としての使命を預かってきた国なればこそ、このようにさまざまな宗教が流れ入り、そして、無信仰という、無宗教という立場も含み、そして、経済大国というもの、敗戦というもの、すべてを経験するそのような環境の中に、日本の歴史というのは形づくられてきたのです。そこで生まれ育ったあなた方は、その生い立ちの中において、そのさまざまな感覚というもの、考えというものを学んでいるのです。
これから世界に向けて発信していくときに、キリスト教国の方もおられるでしょう。まあ、イスラム教はあまり日本ではないにしても、仏教とか、あと、物質主義によって無宗教の方がたもおられることでしょう。
そういう方がたに対しても、どうか神の子たち、仲間として、そういう者たちをくるむような土壌が日本にあったということです。ひじょうに、ある意味で言うと寛容な土壌があるのです。それを、その寛容さというものを日本人として受け継ぎながら、神理というものをいろいろな民族の方がたに提示していけるような、けっして、違うからと言って裁くようなかたくなな気持ち、狭い気持ち、そのようなものを持っていたのならば、世界伝道に向けてのレムリアの明日はないということ。
よろしいですか。そのことをわたしはあなた方に伝えたいのです。
仏教が素晴らしいのはわかっているけれども、仏教至上主義と思ったところが、逆に、仏教系の者たちの落とし穴でもありました。そのようになってはいけないのです。みんなすべてが違うからこそ、すべてが存在する理由があるのだということを―。
互いに豊かさを学び合うために、世界を、この宇宙を彩るためにさまざまに違う神理として神はおつくりになられているのであるということ。
その虹を架けるという、未来に虹というものを架けていくのがレムリア・ルネッサンスの希望であると、夢であると言われています。それは虹の七色の光を通して、あらゆる多様な個性の光の霊系団の者たち。その者たちもすべて、その懐の中に母性的な光の中においてくるみながら、いたわりながら、愛して包みながら、この地球をその懐の、胸の内の中にくるみながら愛の星へと変えていくのです。それがこのレムリア・ルネッサンスの行く道でもあるし、期待されている姿でもあるということなのです。
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