あなた方一人ひとりがメシアなのです
ベーエルダ星の光る人 2006年2月25日の霊言
私は、ベーエルダとあなた方がお呼びになり、エル・ランティにより紹介された星より参ったものでございます。
他天体の、宇宙の友たちが、今この地球のシフトアップする時にあたり、この地球人に対して、数々のメッセージを送るときが来たということを聞きつけ、私もやって参りました。
ベーエルダの中にいても、いろいろな立場の者がおります。エル・ランティと、エル・ランティの言った事に対立して議論を交わした者たちがおりますが、私はどちらかというとその中間、どちらかというとエル・ランティともいい友人でいられるような、そのような立場の考え方をしているものでありますから、私の個人的な意見と、ベーエルダの他の者たちの考えている意見は違うかもしれませんが、地球にこのように私たちの子孫たちが、私たちの同じ天体の者たちが来て、どのようになっているか、エル・ランティがどの様にがんばっていて、そして地球という惑星が今どのように成長しようとしているかということを見守りに来ている、その様な役割をするものとしてみるのならば、地球という惑星の姿、現在の姿に、ベーエルダの者たちが今忘れてしまった、その神の波動に触れる素朴な生活、神の子として本来あるべき生活というものが、地球の中に残されている姿というのに、時おり感動したりもしているのです。
確かに精神的にまだ幼いかもしれない。あなた方地球人は。だから、戦争とか互いにだましあったりとか、まだ自らが神の子だということ、大宇宙の愛の波動の中に共存し共鳴しあっていくという、そのような、まだ最低限の枠も超えていない、そういうあなた方ではあるけれども、それがゆえに、原初的にわれわれの神の子として埋め込まれた大自然と一体となって神の愛の中に生きるという、その姿勢、その姿をまだこの地球には温存している、その生活、ライフスタイルがあるという姿を見て、私はまた反面、ベーエルダの者たちも、地球人の姿から学ぶことが多いのではないかと、そのように思うのです。
あなた方が今エル・ランティと呼び、ミカエルと呼んでいる者たち。あの者たちはかつて昔われらが星、わが星より独立し、別れていったも者たちであります。彼らが常に言ったのはそこでもあるのです。
科学ばかりを優先し、利便性ばかりを追求していった中に、神の愛というものを学ぶ、神の子として成長する道は閉ざされていくのではないかと。もう一度、一から神のもとに科学というもの、それと信仰というものを、信仰というものは決して宗教、宗教というのではなくて、個人の内面における神の子としてのあなた方も、私たちにも相通じ合う、一体とした宇宙のエネルギーの根源に一体となって、そこに目覚めていく姿、それを「信仰心」とあの時は言われたのですけれども、その目覚めていく、その本当に自らの力に目覚めていく力、神を信じ続けていく力、それと科学技術というものをとことん追及していく姿というもの、その両輪がしっかりと整ってこそ、エル・ランティは、本来は神の子の道があるべきであると、われらが星において主張した方でもあるのです。
その考えは非常にスケールが大きく、深いものでもありました。しかし、多くのベーエルダの者たちは便利さに慣れすぎていたのです。便利なものを手放すのは嫌なのです。
その時にエル・ランティは、「そういうものを、すべてを通して神の子の営みがあるのだ」と。「そういうところを嫌がってはいけない」と。「もう一度本来の自然の中に、神と共に生きる姿に、そこにこそ信仰心の原点がある。神の子の原点がある。そこを見失ってはいけない。そこにもう一度戻りながら、そして科学の技術をわれわれの星として貢献して、発展させていく道を学ぼうではないか。そういう生き方をしようではないか」ということを、エル・ランティという方は力説なさったのです。
そしていろいろな状況がありまして、そして地球の方から、新たな惑星を作り、新たな文化圏をつくるという試みがあるというときに、エル・ランティは、もう科学技術の発達しきり、便利さの極致にいたベーエルダにいても、新しい新たなものは何もないから、新たな未開の地、地球に行って、われらが信念をそこで試みてみよう、がんばってみたいというふうに言われ、彼の考え方に賛同する方というのを募られたのです。そして、人望のある方でありましたから、エル・ランティに付いて行くと言った、名乗り出たものたちが、あれだけの軍団、あれだけの人々たちが、船団を組んでいかれたという現状があります。
でも私たちも定期的に今来て、地球の発達具合、どのようにエル・ランティたちのやっていることが実っていくかということを見守りながら、今日まできているのです。
非常に多くの惑星の方たちが今来ておられる。私が見ているだけでも、十二、三名の惑星の方たちが中心になって今地球の進化、発展という、この大プロジェクトを側面から協力することによって、この救世の計画と呼ばれている、エル・ランティたちが立ち上げているこの計画を成功させようと、側面から応援に参っているのであります。
今あなた方に科学の技術を、ワープの仕方を教えていくことが、私たちの今やるべきことではなく、逆にどういうことを、今かけがえのないこととして、あなた方が次元の扉を開いていく、それは心の次元の扉を開いていくことだということを、バシャールは先週言ってたようにも思いますけれども、バシャールという方も、あの方は、あの星の代表者の一人として、精神面における指導者的な方でもありますので、地球において一つの教えというもの、それを分かちあう、それを伝えることを許可されている方でもあります。やはり地球霊界の許可があって、みんなそれぞれの担当を組んでいるのです。
私たちのような科学の星は、あなた方が精神革命、ある意味で地球ルネッサンスと呼ばれているものが本当の意味で、神の子の、本来の立場として実現し、心の調和というものが整った後に、宇宙に対して心を開いてきたときに、次の段階としてあなた方に、科学技術、ワープ航法、物質波動論というものを具体的にお教えする、そのような役割の位置にいるのです。
今やれるものではないということをお知りおきください。今あなた方に言っても分からないし、もし言って下手に悪用されても今の段階では危ないということが事実なのであります。
(中略)
本来であるのならば、二千年という時期を境として、一つの結果が出たはずでもありました。地球としての結果が出てたはずでもあるのです。
でもこの時が伸び、あなた方にそのチャンスというもの、あなた方が使命を果たし、あなた方が、あなた方一人一人が地球の救世主になるのですよ。
あなた方は何か勘違いしているのです。救世主界というと、仏陀ですか、エル・カンタラーとか、エル・ランティとか、アモール、モーリヤ、あなた方の世界のメシア界と呼ばれている方々、彼らだけがメシアだと思っている。地球系神理において彼らが指導者として、この地球をひっぱってこられたということは事実なのです。でも愛の法という地球の法、地球の法と呼ばれているものは、宇宙を貫く根本原理、宇宙の法でもあるのです。
いいですか、宇宙の法というものは、神の子たち一人一人が行動の中において、生活の中において実現してこそ、愛の法は意味を持つのです。宇宙の根本法というのは、意味をなすのです。であるのならば、彼らはそれを教えてくれる方かもしれない。でも、それを実行しなければ意味をなさないということにおいては、あなた方一人一人が、今回この事態の局面に対する救世主であるということ。地球にいるすべての方々が、愛を表現し、愛を実行する救世主であるということ。その自覚を持たなくてはいけません、地球人は。
救世主というと、なぜかだか天上から舞い降りて、雲の上から降りてきて、あなた方を、何にもしないあなた方に、素晴らしい言葉を伝えて救ってくれるそういう方が救世主だと思って、メシア待望論というものがあるのかもしれません。
でも違うのです。この世のユートピアを、地上を、エデンというんですか、エデンを作っていくということは、あなた方一人一人が、愛の教えを、愛のエネルギーをこの地上に表現して流していくという、そういう一人一人が地球を救うという、メシアにならなくてはなりません。その認識がなくては、その行動力がないところに、この地上天国というものは、ユートピアというものは決して実現しないということ。だから、その思いにおいて、メシアだけにおんぶにだっこすることはもうやめねばなりません。
というよりは、あなた方に、あなた方が依存していたメシアはもういないのです。次に幼い方が待っておられるかもしれない。でも、地球人はあまりにもメシアと呼ばれている方に依存しすぎてきたように私は思うのです。地球人一人一人が、誰か一人が偉大な革命を起こすのではなくて、起こすのは地球人一人一人、皆一人一人が自分たちがやっていくことなのだという認識に―立たない限り、この地球規模の、精神的な革命というものは起きないでしょう。
ひとごとではないのです。あなた方自身が、あなた方自身の子孫が存続していくかどうか、そういう地球の未来にかかわったときに、人任せにしていて、この地球が一大変革を遂げるわけがないのです。理念や思いだけで、この地上が天国に変わると思っているとのなら、それは大きな間違いであるということ。
宇宙の法は、常に愛の実践と共にあるのです。私たちが宇宙の愛の教えというものを学んだのならば、こうやって他の惑星にまでも出ていって、あらゆるリスクを冒してでも、愛を分かちあうためにみな一生懸命働いている。行動、実践しているのです。
であるのならば、自らの星をユートピアにし、自らの星をこの危機から救出し、危険を回避し、この地球の未来を作るために、地球人であるあなた方が体を張って愛の実践をしなくてどうしますか。
それはインマヌエルたちだけが、アモールや、エル・ランティや、エル・カンタラーだけがやることですか。
違うのではないでしょうか。
あなた方一人一人がメシアなのです。
あなた方一人一人が、その愛の実践において、人生の中における無限の可能性の、勇気ある実践においてこの地球を救っていくのです。その死ぬ気の努力と覚悟がなくて、この一大地球の危機は回避できないということ。そのことを私は申し上げたいのです。
どこかひとごとなのです、地球人は。
あれだけの法を、霊言を聞いたのに、なぜ出てきませんか。みんな。
地球人でない私たちの方がハラハラしているのです。それは私たちは、地球のことであっても、地球も自らの母星と同じかそれ以上に、自らの一部だと思うから、心配でならないのです。なのに、そこに住んでそこに恵みを受け、そこで幸せな毎日を暮らし、肉体を持ち修行することができている、それだけ地球から恩を受けている、地球人であるあなた方が、とても人ごとなのです。その幸せを、地球の未来を作るということが、なぜだか自分の問題として考えられていないから、あれだけエル・ランティが地上にいるときに語られたにもかかわらず、エル・カンタラーが命がけで頑張られていた前半があるにもかかわらず、人々はまたそのメシアがいなくなるとサーっと人ごとのように日常生活に戻ってしまうのです。
命を張って伝えたではありませんか。エル・ランティも。
エル・カンタラーだって、あれだけ危険なことを、必死で霊言を取り、伝えたのです。それゆえに彼は、自分の使命の危険さゆえに失敗をしたのかもしれない。最初からこのようなリスクがある仕事を請け負わなければ、こんな目にはあわなかったのですよ。でも精いっぱい、彼なりに頑張った業績というのはあるし、あの言葉を聞いて、その言霊で魂打ち震え、本を読み、学ぶ人生、たくさんの多くの素晴らしい神理を学んだ方々がいるはずではないですか。
どうしてそれを、わが問題として、自分の問題として、地球のユートピア化のために、この救世の事業のために、群れてみんなでいること以外は自分の役割ではないと言わんばかりに、辞めたら自分の生活に戻り、そんなことはまるで小説でも読んで、読み終わったら捨ててしまうSFファンタジーのような、そんな気持ちの中であなた方は捨ててしまっている。あなた方の母星の、あなた方が一番、あなた方を一番愛し、育んでくれた母なる惑星の一大危機だというのに、そのことから目を背けて日常に埋没しようとして、その責任を逃れようとして、その失敗をすべてメシアのせいにしているのかもしれない。
メシアはその天上界の計画を伝え、その法論理、法倫理において、何が正しいか、何をするべきかということを伝えて人々を束ねていく力、その役割はあるけれども、最後実践して作っていくのは誇り高き、そこに生きている神の子たち、惑星一人一人の全ての地球人、あなた方の仕事ではないですか。
なぜその自覚がないのかと、私は地球人のあなた方を見てて悲しく思うのです。責任転嫁をしている限り、自らの惑星を幸せに持っていくこと、ユートピアにしていくことなどできません。なぜなら、その惑星は、惑星に本来の命を、愛の命を吹き込むのは、そこに住んでいる神の子たちの愛の思いの集積であるからなのです。
地球人の、先ほどから言っている、神の子としてのエネルギーが一つにまとまりあったとき、神の子としての愛のエネルギーに立ち返り、みなが手をつないで一体となったとき、あなた方はこの地球を愛で包むことができ、愛のエネルギーですっぽりとくるみ、この地球を愛の星に生まれ変わらすことができるのです。それ自体が地球を再生していく道でもあり、そしてあなた方魂の再生していく、ルネッサンスを起こしていける時でもあるのです。大きな価値観の転換、一つの羅針盤の軸を変えていく、価値観を変えていく、それは全く違う方向に行くのではなく、本来持っているあなた方の姿を、単に気付くという道でしかないのです。そしてそれをするのは、あなた方自体の、あなた方の責任であり、あなた方からの自由意志においてなされる、大いなる学びの、魂の飛躍のときであるということ。これは霊的な意味においても非常に成長のできる、学習のできる、今状況にあるのです。これを失敗するか成功するか、それでまた大きな魂の迂回路に入らなくてはならないのかもしれません。
できたらこのまま成長して頂きたいと思う。 地球を守って指導してきたエル・ランティたちの夢がわかるから、切望してきた彼らの努力の長い長い歴史と、彼らが信じてきた夢を知っているからこそ、私はおせっかいにも言うのです。
「どうぞ地球よ、私たちの仲間として、一員として迎えに来ているのだから、どうかあがってらっしゃい。一緒に仕事をしようよ」と。
「宇宙の仕事を、仲間として一緒に協力してやっていこう。だから上がっておいで。黄金の体を持つ地球人たちよ。神の愛のエネルギーと、神の無限の創造性に満ちた、素晴らしい光に満ちた地球人たちよ。その力を最大限に解放し、自らを信じて、私たちとともに、この永遠の時を、また新たなステップの道のりの中で、共に歩んでいこうよ。」
そういう思いで私たち宇宙連盟の者たちは今ここにきております。
2006年01月28日 スペースエンジェルA.S. 「神の芸術は真我のままに生きること」
2006年02月02日 ハロルド 「宇宙から地球を見るという視点」
2006年02月04日 エリヤ 「スペース・エンジェルと共に」
2006年02月09日 ハロルド 「質疑応答1」
2006年02月16日 ハロルド 「質疑応答2」
2006年02月18日 バシャール 「大宇宙に鳴り響く愛のハーモニー」
2006年03月11日 リシュール 「緑の星より地球の友へ」
2006年10月28日 ハロルド 「質疑応答」