高橋信次

　「反省の大切さ　心を曇らせないために」

八正道というのはね、そんななまはんかにできるものじゃあない。自分にとって都合のいいことが正しいことであると、すり替えが起こっていうようなことが八正道じゃあないんだよ。正しさというのは常に違うよ。その状況の中で、今何をするべきなのか、レムリアの本来の使命があるのなら、その中で自分が一員としてどういうふうに振る舞うべきなのか、それが正見・正思・正語という、その正しさの基準になっていくんだよ。そんな絵に描いたような餅のように固まったものではないということ。もっと考えてほしい。

反省ができない人間には、人を救ったり、人を説得していったり、まして神理の言葉を預かるなんていうことはできないよ。「反省、反省」って、僕は言い過ぎちゃってねえ。Ｅさんも反省ばっかりやって、「全然まだできません。一生死ぬまで反省致します」なんていうか、ちょっと反省言い過ぎたと、僕もちょっと反省していたけれども。

でもね、これ見たらね、反省できない人間がこれだけいるから、世の中が荒れるんだということ。それを僕は生まれた時に、最初にまず法を説き始めた時に、その反省の大事さということを、まず伝えに行ったんだよ。伝えたんだよ。

転生輪廻ということ。魂の永遠性ということ。それと同時に魂を曇らせず、魔に取り憑かれないためには何が大切か。反省こそが大事だと、本来生まれもった神の子としてのぴかぴかの、まあるい心というもの、それを持って来ることが、それを維持することが尊いのだということ。

けっして悟りは外にあるのではなく、みんな平等に自分の心の中にあるんでしょう。神の子としてのまあるい心が、それを曇らさないために反省が必要だと。